マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

旅行

友人と箱根で美術館巡り

▶名古屋に在住する幼なじみのT君とは、もともと前橋市内の家が近かったこともあって、中学校入学以来、お互いにファーストネームやあだ名で呼び合う気の置けない関係が半世紀を越えて続いている。かつて自動車会社に勤める彼が、仕事でデンマークに駐在して…

奥入瀬渓流、蔦温泉とアントニオ猪木の墓

▶7月初旬に青森に行く。目的は八甲田山登山と酸ヶ湯温泉だったが、こちらは7月5日に無事に主峰大岳に登頂し、山麓の酸ヶ湯には2泊した。あらかじめ天候の変化も考えて予備日を1日とっておいたので、翌6日は奥入瀬渓流を十和田湖まで歩き、その晩は蔦温泉に…

夏の八甲田山と酸ヶ湯温泉

▶冬季には雪積が5メートルを越える豪雪地帯のため、天気予報番組では有名な酸ヶ湯は青森県の八甲田山中にある。約300年ほど前に開湯された酸ヶ湯の一軒宿である酸ヶ湯温泉は、豊富に湧き出す酸性硫黄泉と、160畳はあろうかという巨大な混浴風呂の「ヒバ千人…

来月パリに行ってきます

▶一人暮らしを始めてもうすぐ4年になる。楽しみの一つは旅行だが、これまでは新型コロナ感染症の影響で殆ど行きたいところに行けなかった・・と言いたいところだが、実際は1年目と2年目は奈良の斑鳩や明日香に3度行き、その後は念願の四国88ヶ所歩き遍路を…

晩秋の立山黒部アルペンルート

▶初めて見た黒部ダムの威容は、聞きしに勝るものであった。晴れ渡った晩秋の空の下、高さ186メートルの堰堤の上段からアーチ状に放出される巨大な水しぶきを見ながら、このプロジェクトに携わった人々の不屈の闘志と、7年という歳月の困難、そして殉職者171…

50年目の白馬村「雪の荘」

▶友人の一人が、お互いの50年を記念して秋になったら皆で白馬に行こうと言い出したのは今年の春のことだった。白馬とは長野県北部の長野五輪のジャンプ台があることで有名な白馬村のことである。コロナ騒ぎが続いている中での提案なだけに、実現のほどは大い…

Yさんの「ゆるゆる四国歩き遍路旅」

▶私は、どちらかと言えば、計画的な性分だ。仕事をしている時は必然的に計画的にならざるを得ないのだが、定年後にヒマになっても、そのクセから抜けきれない。昨年から始めた四国遍路に行く際も、まず予定している行程を地図で確認し、往復の飛行機便と宿泊…

たまには忙しい日々もある・・・

▶四国遍路などを除けば、こんなことは会社生活を終えてから初めてなのだが、先週一週間は珍しく忙しかった。もともとは週の半ばに一泊で松本市を訪問する予定が入っており、これは以前から楽しみにしていたことなのだが、その前の日曜日の夕方に浦安に住む長…

今日は何の日・・・八甲田山の悲劇

▶昨夜は夕食前に風呂に入ってしっかり汗をかいたので、朝までよく眠れた。先週金曜日に3回目のワクチン接種をしたが、この副反応のため、ここ2日間は肩の痛みと全身の倦怠感に悩まされたが、それも解消し、今朝目覚めた時は気分がよかった。おもむろにベッ…

紅葉狩り顛末記・・・渋峠は冬だった・・・

▶この時期が来ると妙に落ち着かなくのは、紅葉狩りの季節だからだ。春の花見と秋の紅葉狩りは、現役で仕事をしている時からここ十数年来ほとんど欠かしたことがなく、毎年時期が来ると、さて今年はどこに出かけようかと考えるのが楽しみでもある。春の花見も…

風前の灯火となった四国の遍路宿

▶四国88ヶ所歩き遍路の旅の第一ステージを終了して、昨晩9時過ぎに千葉の自宅に戻った。アドレナリンが出ているのか、通常の旅行から戻った時の脱力感や倦怠感がほどんないのは、一体どういうことだろう。土産に買った徳島名産のスダチをハイボールに絞って…

四国遍路に行くことに・・・

▶以前から気にかけていた四国遍路について、この度ようやく決心がついて、この10月2日から出かけることになった。実は仕事を辞めたら何をしようかと思っている中で、四国遍路の旅は、有力な選択肢の一つでもあったのです。もともと私にはバイクツーリングの…

またまた、奈良を訪れる・・(1)三月堂不空羂索観音像と興福寺仏頭

▶妻を亡くしたその年(令和元年)の暮れ、勤めていた会社の用事で大阪に行ったついでに、一人京都・奈良を散策した。そして、翌年3月には友人と二人で東大寺二月堂の修二会(お水取り)を見た。これらについては、既にこのブログに書いた。ところで私は、昨…

久しぶりの外房ツーリング(その2)

▶勝浦の民宿に泊まる。昨夜は10時過ぎに床についたら、直ぐに寝入ってしまった。夜中に目覚めると、何故かくしゃみが止まらない。そのうち、鼻水も止まらなくなった。すっかり忘れていた花粉症の症状だ。そういえば、昨日の花粉の飛散量は多いと報道されて…

久しぶりの外房ツーリング(その1)

▶先週末に天気予報を見ていたら、来週(つまり今週)の後半は天気が回復して春らしい暖かい陽気になるという。それを聞いて、突然ブラりと何処かに出かけたくなった。誰に気兼ねすることもなくこんな贅沢ができるのは、引退した独り者の特権だろう。最初は車で…

昨年3月、東大寺二月堂「お水取り」に行く

▶昨夜は比較的よく眠れたので、今朝気分よく目覚めると、もう7時半近い。月曜日にも関わらず、全く制約のない一人暮らしは、いたって気楽なものだ。寝床でぐずぐずしていると「おちょやん」が始まってしまうので、意を決してベッドを出た。新聞を取りに玄関…

斑鳩の法隆寺から唐招提寺、薬師寺へ行く・・・奈良編(3)・・・

令和元年初冬の唐招提寺 ▶令和元年の師走に、一人で京都から奈良に遊んだ。奈良では前日の夕方に奈良公園を散策し、今日の午前中は斑鳩の法隆寺に行ったが、それについては既に書いた。 ▶中宮寺の弥勒菩薩をじっくり鑑賞したので、バスで法隆寺駅に戻ったの…

斑鳩の法隆寺から唐招提寺、薬師寺にゆく・・・奈良編(2)・・・

▶令和元年の師走に奈良に遊んだが、これはその二日目の記録。 ▶翌朝早く起きてホテルで食事をとり、8時前に飛び出して、JR奈良駅から法隆寺へ向かった。法隆寺駅に降りたのは午前8時過ぎとまだ早く、バスも動いてなかった。そこで地図を見ながら歩いて法隆寺…

燃える大仏殿 京都から奈良へ・・・奈良編(1)・・・

▶令和元年の師走、一人で京都から奈良に行く。懐かしい京都嵯峨野の二尊院の紅葉が、終わっていたことは既に書いた。京都から奈良へは近鉄で行くのが便利だと聞いていたが、当日の宿がJR奈良駅前だったので、JR奈良線の「みやこ路快速」で向かうことにする。…

令和元年の師走に京都から奈良へ・・京都編・・

▶既に書いているが、令和元年は私にとって痛恨の年だった。9月に最愛の妻を亡くした私は、途切れることなく襲ってくる悲嘆の中で、突然にしてからっぽになってしまった自分のこれからの生活を、何をもって埋め、どう立て直していったらいいものかと、必死に…