マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

陶磁器の穴あけと観葉植物の植え替え

▶関東地方では、まるで五月になったのではないかと思わせる好天が続いている。昨日はツーリングの翌日だったので、洗濯や家の中のこまごまとした用事を片付けた。月曜日にダイソーに行った時、テーブルヤシの苗を買っておいてあったので、植え替えをしようとあれこれ考えた。観葉植物の植え替えの鉢は、あまり大きすぎると用土がなかなか乾かないので、一回りくらい大きいので丁度よいとのこと。そこで、キッチンの棚に使わない「ソバチョコ」があったのを思い出した。

▶ソバチョコの大きさは丁度いいのだが、問題は底に穴があいてないので水が抜けず、これではすぐに根腐れしてしまう。そこで、陶磁器の底に穴をあける方法をネットで調べた。しかしこれがなかなか難しい。まずポンチを使って叩くのは、衝撃ですぐ割れてしまうので適当ではない。ドリルで削るのがいいのだが、通常の金属加工用のビットでは固くて歯がたたないことがわかった。一番よいのは、陶磁器用のビットを買ってくることなので、早速ホームセンターにでかけた。

▶さて、ホームセンターに行ってまず思ったのは、これなら適当な植木鉢を買った方がはるかに早いなということだった。しかし、世の中、効率が全てではない。私にはつぶすべき時間が十分にあるのだ。それに、既に私の興味は、陶磁器の穴あけに移っていたので、初心貫徹、工具売り場で陶磁器用のビットを探した。本格的に陶磁器に穴をあけるビットは、先端部分にダイヤモンドの微粉が蒸着してあるもので、ナント3300円もする。100円ショップで買ったテーブルヤシの植え替えのために、3300円のビットを購入するバカが本当にいるのかと思ったものの、思い切って購入。あわせて、浴室用にアジャンタムの苗も買って家に戻った。


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▶家に戻ってから、早速ドリルを引っ張りだして、ビットを装着。説明書を片手に、おそるおそるソバチョコを削りだした。ドリルに装着したビットの先端を、時々水で冷やしながら、削ること10分くらいで、とうとう穴が貫通した。2個目からは慣れてきたので比較的簡単に穴をあけることができた。都合、3個の陶磁器の底に穴をあけることができて、小さな達成感を味わった。定年後の一人暮らしの場合、こういうのも必要なのです。

▶あとは物置の中に妻が買い置きしてあった観葉植物の土を引っ張りだして、植え替えを済ませた。市販の植木鉢では味わえない観葉植物のミニチュアがこうして完成した。ところで、せっかく購入した3300円のビットをこれだけで終わりにしたくないので、必要であれば子供たちの家に出かけて陶磁器の穴あけをしてみようか、などと思ったりもするが、まあ必要ないでしょうね。それなら、家の使わない陶磁器に、片っ端から穴をあけてみるか・・・。
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