マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

新型コロナ・ワクチン予約で朝から大騒ぎ


f:id:Mitreya:20210521161156j:image
▶東京と大阪で、大規模コロナワクチン接種の予約が本格化する中、私が住む千葉市でも、日曜日専門の接種会場での予約が始まった。場所は市役所前の中央コミュニティセンターだ。あらかじめ千葉市から送付された案内状を読むと、予約はWEBと電話の二本立てだが、電話が繋がらないというのは先刻ご承知のとおりなので、WEBで予約することにした。予約開始は本日21日の朝8時半からだが、WEBの場合個人情報の事前登録が必要で、こちらは午前0時半から開始とのこと。

▶朝8時半から事前登録をしているようでは、とても予約競争に勝てる見込みがないので、私は夜中の午前1時に眠い目をこすりながら、スマホで事前登録を済ませた。その後は、これからなにか物凄いことが起こりそうな予感がして、しばらく興奮して眠れなくなったから、まったくいい年こいてアホみたいなものだ・・・。

▶さて、準備万端整えて、午前8時27分にQRコードを読み込んで、スマホの予約画面を立ち上げる。既に事前登録は済ませてあるので、すぐにカレンダーが出てきた。午前8時30分、カレンダー画面の5月23日(日)と30日(日)は予約可能と出ている。一番だから当然だろうと余裕をもって23日(日)を選択し、おもむろに確定ボタンを押す。やったね!!。すぐさま画面が切り替わって予約済・・・と思いきや、当日は予約できませんと表示が出た。一瞬だが、事態の変化が吞み込めない。

▶ゲゲゲ、と思ってすぐに前の画面に戻る。23日がだめなら30日だ。そこで、今度は30日を選択して、素早く確定ボタンを押す。するとまたもや当日は既に予約が埋まったとの表示が出た。この間10秒から20秒。ここに至ってさすがの私も驚きを通り越して焦りが出てきた。要するに、至近の日曜日から物凄い勢いで予約が埋まっていくという現実が、今私の目の前で展開されているのだ。

▶そこで、間髪を入れず6月の画面を出すと、後半の日曜日は予約可能の表示だ。ここに至ってはどれでも構わないとの思いで、日程画面を選択して予約確定ボタンを押したが、残念ながら三度間に合わなかった。予想されている通り、7月の予約もあっという間に埋まってしまい、せっかく夜中に起きて準備を整えた私にも、まったく歯が立たない。驚きを通り越して、憤懣やるかたない思いが充満する。

▶パソコンを使って1000分の1秒を争う株式や為替のトレードと同じような現象が、コロナワクチンの予約システムで起こっている。日曜日という限られた日程枠に、集中してアクセスが起きているので、こんなことになるのだろうが、めでたく予約できた人の外に、私のような膨大な人たちがスマホを前にして溜息をついている姿を想像して、思わず笑いがでてしまった。いったいどんな顔をした人が、予約を勝ち取ったのだろう。

▶ダメもとで電話予約に移ったが、電話が繋がるはずもなく、こちらはあっさり諦めた。さて、そうは言ってもここで居直って何もしないとすると、接種は秋にずれ込み、その後は、若い人を含めた一般対象の接種に移るから、予約条件は悪化することはあっても良くなることはない。だが、千葉市の場合、接種の主体は実は一般の医療機関で、今回のような集合会場の接種予約は例外的だ。したがって、接種を望むなら、原点にかえって一般の医療機関に問い合わせるしか道がない、ということがわかった次第。

▶午前9時を回ったので、対象となっている医療機関に片っ端から電話をかけるが、どこも判を押したように繋がらない。誰しも考えることは同じだ。15分くらいして、やっと一つの医療機関に繋がった。早速ワクチンの予約を打診すると、現在700人待ちですがどうしましょうと返事がきた。実際いつ頃たったらワクチン接種ができるかと聞くと、おそらく9月くらいだとのこと。それでもよければどうぞという雰囲気だったが、菅首相が、嘘か本当か「7月末までには高齢者の接種を終わらせる」と例の口調で言っていたことを思い出し、アホらしくなって電話を切った。

▶私の場合、かかりつけ医は東京のクリニックなので、最悪の場合、この先生に頼もうかという心づもりはあるが、近場でなんとかならないのかと思いつつ、そうは言ってもまだ65歳以上の予約開始一日目だぞと思い直し、少し頭を冷やすことにした。

▶近くに知っている医院はあるが、そこは一般の予約接種は不可となっている。しかし、昨年その医院(内科と皮膚科)で、頭のニキビの治療に行ったことを思い出し、ダメもとで電話をかけた。相変わらず全く電話は繋がらなかったが、一時間後に電話したら偶然のように繋がった。電話口で相談すると、最初に「患者さんですか」と聞かれた。診察券の番号を連絡すると、「ああ、皮膚科の患者さんですね。実は、当院は、基礎疾患を持っている人を優先的に予約をとっているので、皮膚科の患者さんは、その後になります。6月になったら、また電話してみてください」と言われた。確約ではないが、6月頃には予約が入りそうな気配がしたので、わかりましたと言って電話を切った。

▶仮に6月の初めに予約がとれたとしても、接種はおそらく7月かそれ以降になりそうだ。まあ、WEBの予約競争に敗退した身にとっては、冷静に考えてこれは仕方がないだろう、それに若い人はこれからだし、私もまだまだ若いと思い直し、本日の大騒ぎはこれをもってひとまず終息させることにした。やれやれ。
f:id:Mitreya:20210521161405j:image

▶ちなみに、夕方予約センターに電話をしたら、電話は繋がったが、全ての予約の枠は既に埋まっておりますと、テープで言っていた。このやろう・・・。