マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

外壁塗装の営業マンと話す


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▶昨日の夕方、家の電話が鳴った。出てみると住宅の外壁塗装のセールスの電話だった。セールス電話の場合、通常は「興味がない」と言ってすぐ切るのだが、家の塗装に関しては、以前から気になることがあったので、話を聞いた。電話口のオペレーターは、予約専門のお嬢さんだったが、この種のセールス電話にありがちなマニュアルを棒読みするような調子ではなく、なかなか如才のない話し方で、「もし家の塗装で気になることがあれば、専門の営業スタッフを派遣するので、その人に是非話を聞いてもらったらどうか、決してお客様の損にはなりませんから」とう言う。

▶私が現在住んでいる家は、12年程前に中古で買った積水ハウスの一戸建てで、購入した時は既に築12年だったから、現在は新築から24年が経過している。購入した時の話では、売主さんは新築から10年しか経っていないにもかかわず、親戚から無理やり勧められて外壁塗装をやり直したと言っていた。確かに外壁はその後現在に至るも全くキレイで、先日通りがかりの外壁塗装のセールスマンが、「お宅は外壁は大丈夫そうですね・・・」と言っていた。

▶一方、屋根については、新築後に再塗装をしたとの話は聞いておらず、またある時、別のセールスマンが、ボチボチ塗装をやりなおした方がいいですよと言っていたことを思い出し、築後24年も経っているなら屋根の塗装を考えないといけないと思っていたところだった。そういった事情もあって、とにかく話だけは聞いてみようと思い、翌日(すなわち今日)午後に営業マンに来てもらうことにした。

▶午後1時キッカリに営業マンがやってきた。さっそく外に出て外観をチェックしてもらう。営業マンは「最近、塗装かなにかやられましたか?」と聞くので、正直に事情を話して、外壁については12~13年前に再塗装していると告げた。しかし、屋根についてはと言いかけると、その営業マンは「屋根も塗装してありますよ」と言う。私は、自分の記憶には屋根の塗装の件は残っていないと言うと、「いや、外壁と同じタイミングで塗装済で間違いありません」と言う。

▶そして「自分が見る限り、この屋根の塗装はまだしばらくは大丈夫なので、もう少したってから考えられたらどうか」とアドバイスしてくれた。目途としては5年~10年先くらいでいいと思うとのことで、塗装屋としては残念だが、必要のない塗装を勧めるつもりはないので、今回は帰りますと言う。目利きがよく、正直な営業マンだと感心した。

▶ベランダの防水も少し心配だがと聞くと、積水のFRP防水ならまだ心配ないので、次回に外壁と屋根を塗装するときに合わせてやったら割安ですよとも言ってくれた。ちなみに屋根の塗装だけなら、足場代15万円を含んで60~70万円くらいで、隣の家のように一階部分の下屋根がないケースだと更に安くなりますよ、とも言う。言っていることが合理的で、聞いていて気持ちがいい。次回やるときは、是非よろしくと言って帰っていった。私は、いい話(情報)が聞けて満足した気分になった。営業マンはかくあるべしと思える見本のような人だと思いながら家の中に戻った。

▶戻ってから、あ、そうだ、冷たいジュースでも差し上げればよかったと思い、急いで外に出たが、彼は既に帰ったあとだった。