マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

ゴルフの後の飲み会で・・・


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▶ここのところ雨が降り続いて、気分が晴れない日が続いている。6日は曇り空だったが、温度・湿度ともに高く、昔風に言えば不快指数の高い一日だった。そんな中、昔の会社仲間の若い気分の先輩の皆さんと(・・と言っても全員高齢者だが)、成田の先まで行ってゴルフをやった。メンバーのうち二人は東京から高速を使ってやって来ているから、気合が入っている。私も、先日のブログで書いたように、ここのところそれなりにゴルフの練習をしてきたつもりなので、今日こそは何とかなるだろうとの思いで臨んだが、ダメだった。

▶スコアが悪いのは結果だから仕方がない。問題なのは、一日を通じて、自分が納得できるスウィングが一度たりともできなかったことがたまらなく悔しいのだ・・・と、ここまで書いてきて、一人暮らしのこんな状況の中で「ゴルフの結果が悔しくて落ち込む」自分がいることを改めて発見して驚いた。それは私にとって実に新鮮な発見であった。人は年齢が嵩むと、向上する意欲も衰えてくるものだが、「自分にはまだそれが残っている」のだから。

▶ゴルフが終わったのが、午後3時半。すぐシャワーを浴びて、先輩の皆さんに挨拶して4時過ぎにゴルフ場を出た。成田から高速に乗って自宅まで戻ったが、時計を見ると午後5時だったので、いい時間だと思い、近くの行きつけの小料理屋に顔を出した。店は、既に常連さんを中心に思いのほか賑わっていた。実は、昨日、この店の常連さんの二人から「明日ゴルフをしませんか?」と誘いの連絡をもらっていて、私は結果的にご一緒できなかったが、その人達がおそらく店に来ているのではないかと思い、飲み会くらいは参加しようと思って顔を出したのである。

▶入ったら既にその二人の方は飲んでいた。二人とも顔なじみで、A氏は私より10歳上、そしてB氏はなんと20歳上で、80代後半の方なのだ。A氏とは5月にゴルフを一緒したが、その時来る予定だったB氏は、脳内に血栓?が見つかって緊急入院しゴルフを欠席した。B氏は手術後回復されて、今日は不快指数が高い中で二人とも午後からハーフを回ってからこの店にきたとのこと。

▶私も成田でのゴルフは疲れた(※スコアも悪かったしね・・)が、それにしてもこのお二方の元気には恐れ入る。特にB氏は意気軒昂で、もうすぐ米寿とはとても見えない。B氏は私と同じく奥様を亡くされ、既に5年になるとのことだが、依然としてゴルフをやってから店まで飲みに来る健康と体力をキープしておられ、この店の常連の最長老として人気者である。しかもB氏は、歴史好きで、「豊臣秀吉明智光秀は信長暗殺を共有していた」という趣旨の歴史レポートを書いたりして、わざわざ年下の私に意見を聞いてくれたりする。B氏は、私のみならずこの店に通う定年族にとって、生きて行く上での目標になっていると言っても過言ではない。

▶私も含め、お二方ともコロナワクチンは2回接種が終わっているので、その気楽さもあってついつい飲み過ぎてしまい、いつしか午後8時の閉店時間を回ってしまった。経営者の女将さんが、店の明かりを突然暗くしてくれなかったら、いつまでも飲んでいたかも知れない。「今度は、泊りがけでゴルフに行きましょう」というような話でその場はお開きになった。立場や年齢を超えてこういう付き合いができるというのは、なかなかいいものだなと思いながら、その場を提供してくれているお店に感謝しつつ、私は一人歩いて家に戻った。