マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

ブログの効用


f:id:Mitreya:20211202164303j:image
▶早いもので、もう12月である。師走の初日となった今日は、接近する低気圧が急発達して、朝から風雨が強い。久しぶりに午前6時前にベッドを出てテレビをつけると、関東地方を中心に突風警報が出ている。突風とは要するに竜巻のことだから、穏やかではない。

▶昨晩ベッドに入る前にスマホを覗いたら、長女からラインで連絡が入っていることに気がついた。保育園に通う孫が38℃の熱を出しているので、明日手伝いに来られないかという。特段の予定はないので、手伝いに行くつもりですぐに返事を入れて、そのまま寝た。今朝は早く起きて長女に電話を入れて状況を確認すると、もう熱は下がったから、通常通り保育園に行かせるということなので、早々とお役御免となった。小さい子は、よく熱を出すから、共働きの親は大変だ。

▶低気圧はあっという間に抜けていったようで、心配した突風も吹くことはなかった。午前10時過ぎには居間の窓から穏やかな陽光が差し込んできた。南の空を見上げると、雲は吹き払われるようになくなっていて、青空がまぶしい。お天気の方も、急に機嫌をなおしてくれたようだ。

▶久しぶりにパソコンを立ち上げて自分のブログを開く。11月は四国遍路に行き、毎日のようにブログを書いていたが、その後は一度書いたきりで、それからしばらく書いていない。このブログを始めたのは、今年の1月からということになっているが、実際は昨年12月に書き始めているので、既にもう一年になる。数えてみたら、80篇以上は書いているから、我ながらよく書いている方だろう。

▶ブログを書く効用は色々あると言われるが、私にとっての一番の効用は、書くことで生活にリズムとメリハリが出てくることである。よく、定年後の「男おひとりさま」の場合、毎日が日曜日、一日24時間が自由時間のようなものでと言うと、何もすることがなく朝からテレビばかり見ているような姿を想像されるむきも多いが、それは真実ではない。そういうケースも否定はしないが、そんなことをしていると、またたくまに生活が荒み、家もゴミ屋敷化する。

▶だから私の場合、一人で家にいる時の時間の使い方で最も多いのは、睡眠と食事と風呂に入る時間を除けば、家事(炊事、洗濯、掃除、買い物)をやっている時間が一番長い。これは最低限、一人で生きていくための時間の使い方だが、家事も雑事だとバカにしたものでもなく、生きる知恵を発揮する場であると思えば、工夫の種は色々あって面白い、ということが最近分かってきた。人生の殆どは、生活することの延長にある。食う、寝る、住むを充実させるというのは、生活向上のための基本中の基本だ。

▶しかし、家事が終わっても時間が余るのは事実で、残った時間は余暇に充てている。余暇の最大の使い方は、旅行(※遍路、バイクも含む)が一番で、次いでゴルフと友人達との交流であるが、これらは外での時間の使い方だから、家時間に限定すれば読書ということになる。その読書も、今年はだいたい70冊くらいは既に読んでいるから、まずまずのペースだろう。そして、これらの活動を整理し総括するためにブログを書く。ブログを書きながら、新たに調べたりすることもあるので、自分の考えをまとめるには確かに良い機会でありツールであると思う。

▶そして、時折、次回のブログが楽しみですと言ってくれる人もいたりして、まあ、これはお世辞のようなものだと思うが、それでも励みになるのは事実で、それが生活のメリハリの向上に繋がっている。最近は、しばらくブログを書いていないので、何か本を読むとか、どこかに出かけて書く材料を探してくるというようなことも無いではないので、こうなるとブログを書くことが自己目的化しているということにもなるが、それはそれでいいのではないかと思っている。