マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

真夏のバス・リフォーム工事の日々


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▶こう呆れるほど暑い日が続くと、まったく外に出る気が失せる。全国の新型コロナ感染者数も、ここにきて連日20万人を超える状況が続いているが、こちらの動きも気分を滅入らせるには十分過ぎる。100年前に流行したスペイン風邪はワクチンも無かったのに2年半で峠を越えた。だったらコロナもボチボチ終息するころだろうと勝手に思っているが、ウィルスにはウィルスの事情というものがあるのだろう。何事につけ相手と折り合いをつけたいなら、自分のことのみ声高に主張するだけでは物事は解決しない(ですよね)。

▶一人暮らしの身としてはコロナ感染が怖いのは否定しないが、かと言って友人・知人との飲み会や会食がある場合、誘われれば躊躇せずに出ていっている。このあたりのアンビバレントな(矛盾する)感情はナントモ説明しにくいが、この歳になって分かってきたのは、健康(肉体的充足)はもちろん大事だが、楽しい時間を過ごすことも(精神的満足)共に重要であるということだ・・・と言訳けする訳ではないが、都内で感染者が3万人を越えた7月30日に、神保町近くのビアホールで昔の仲間達とビールを楽しんだ。世の中、同じように考える人も結構いる。幸いにもホールはガラガラだった。

▶一日おいた1日の午後、日本橋で歯科検診を受けたあと、日比谷の診療室に寄ってコロナの4回目のワクチン接種を受ける。これまでの3回と同じくファイザー製ワクチンだったが、3回目の時に副反応がやや強く出たので、先生にお願いしてカロナールを5日分処方してもらった。こういう融通が利くのはありがたい。その時思ったのは、もし一昨日の飲み会でウィルス感染していたとしたら明日あたり症状が出るから、その時はこのカロナールでも服用して自宅療養するしかないか、ということであった。

▶翌2日朝、起きてみると体調に変化がなかったので、ひとまずホッとする。午前8時過ぎにチャイムが鳴って出てみると、リフォーム業者がやってきたのだった。2日から1週間の予定で、風呂場のリフォーム工事に入るのだ。早速午前中からバタバタと浴室の取壊しが始まり、昼食をはさんで2時半頃には取壊しが終わり本日の作業は終了。職人さん達が引き上げていったので静かになったが、気がつくと身体が熱っぽい気がしてダルい。

▶体温を計ると36.6℃だが、平熱よりは高い。すわコロナか、ワクチン副反応か、それとも熱中症か。念のため室温を確かめると28℃近いので、早速エアコンの設定温度を下げた。冷水を飲んでソファーで横になっていたら、いつの間にか眠ってしまった。目が覚めると夕方近かったが、体調は通常に戻っている。であれば先ほどの不調は気のせいだったのか・・・。

▶3日の朝、チャイムがなった。風呂工事の業者の人かと思ったら違うようだ。玄関を出てみたら以前世話になった会社の運転手の人だった。聞けば7月末で会社を辞めて別の会社に移ったのだという。東京からわざわざ千葉まで挨拶するために出かけて来たのだろうから、こちらが恐縮してしまう。しばらく玄関先で話をしたが、今年の2月に奥さんを亡くされたという。彼には私の妻が亡くなるときに色々助けてもらったが、まさか同じ境遇になるとは信じられない思いであった。

▶自分のことなのでこんなことを書くのは大いに気が引けるのだが、別れ際に彼はかつて私の部下だった二人の人物の名前をあげて、「あなたの部下になったあの人達が、今でもうらやましいです・・・」と言って帰って行った。なんてことを言う人かと思いながら家の中に戻ったが、私があの人に対して言われる程の一体何ができたのだろうと、しばらく考え込む。それにしても今どき珍しい律儀な人ではある。

▶今朝は5時に目が覚めた。珍しく夜中にトイレに起きなかったので目覚めが爽快だ。ワクチンを打った左上腕部が僅かに痛むが、それ以外は体調十分。東と南に窓がある寝室は、いつもなら既にカーテン越しに強烈な陽射しがうかがえるのだが、今朝は久しぶりの雨模様の朝で、雷も鳴っている。昨日から山形では季節外れの大雨が続いており、大雨特別警報も発令された。

▶8時過ぎにチャイムが鳴って、リフォーム業者がやってきた。今日は電気工事とサッシの工事だとか。私は時々工事を覗きながら、居間のテーブルでこうしてブログを書いている。もうすぐ昼になる。