マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

千ベロ仲間と居酒屋の常連さん達


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▶新型コロナ感染症が、5月に感染症法上の分類が2類から5類に変更されるとの報道を受けて、3月になると友人達との飲み会やゴルフの予定が増え始めた。もともと3月中旬には四国巡礼の仕上げをするつもりだったので、3月の私の日程はかなり埋まってしまった。3月下旬は花見や墓参りに駆けまわり、4月に入ってからも、関係している会社の100周年の記念式典に参加したり、相変わらず友人達との会食やゴルフが続いており、なんとなく忙しく落ち着かない日々ではある。ただ、これはこれで悪くはない。

▶10日の月曜日は、昼過ぎから友人4人(U氏、K氏、T氏、私)でJR赤羽駅周辺の居酒屋で飲んだ。この友人グループには実は不思議な関係がある。というのも3年前に最初に顔合わせをしたとき、4人ともそれぞれに誰か1人知らない人がいたからである。U氏は私の大学のサークルの友人で、T氏は私の職場の後輩である。私はK氏を知らなかったが、U氏とT氏も初対面同士だった。U氏とK氏は同じ学科の同窓で、T氏はK氏の軽音楽サークルの仲間である。なんだかクイズ問題に出てくるような関係だが、知り合ってからは年に3~4回、幹事持ち回りで酒を飲んで話をしている。

▶当日は午後3時半に赤羽駅北口に集合し、埼玉在住のT氏が幹事となって、赤羽駅周辺の千ベロ(千円でベロベロになるまで呑ませる居酒屋)の店を4軒ハシゴした。1軒目は角ハイボール99円の店で、お通しにゲンコツくらいの大きさの鶏のから揚げが出てきた。2軒目はホルモン焼きでホッピー、3軒目は少し高級な牡蛎の店、4軒目はおでん屋で、合計で締めて1人6500円。B級(C級?)グルメとアルコールを堪能しながら楽しい時間を共有した。料理も酒も、千ベロという言葉で予想されるほどは悪くはなかった。ただ断っておくが、私達はいつも千ベロで飲んでいる訳ではない。

▶ところで、平日の昼間から赤羽の千ベロで酒を飲んでいるのはいったいどういう人種なのか。誰もが私達のような定年過ぎのヒマなオジサン連中を想像すると思うが、実際はそうではない。ほとんどの店の客は、20代~30代と思しき若い人たちで、中には子連れのファミリーや、カウンターで1人スマホを聞きながら焼き鳥を肴にビールジョッキを傾けている女性もいたりして、驚く。いったいこの人たちの生活や仕事はどうなっているのかといらぬ心配をしたくもなるが、まあ余計なお世話か・・・。

▶翌日の早朝からゴルフに出かける予定が入っていた私が、あらかじめ午後8時前には切上げたいと宣言していたこともあって、何とかベロベロにならずにお開きになった。そこから電車に乗って千葉まで戻ったが、なんだかんだで10時近かった。

▶明けて11日はかねてから予定していた房総カントリーでの懇親ゴルフコンペ。こちらは3年前から通い始めた駅近くの居酒屋の常連さん達とのお付き合い。メンバーは本年卒寿(90歳)を迎えたT氏を筆頭に6人で、車2台に分乗して7時半に出発して現地に向かった。このメンバーで春と秋と毎年2度ほど泊りがけでゴルフを楽しんでいる。実は、今回はS氏が幹事役となって7人でコンペをする予定だったが、S氏が体調がすぐれずに急遽欠席となり、結局6人で行くことになったが、全員がS氏の体調を心配していた。


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▶私は房総カントリーは初めてだが、2027年には日本オープンの開催が予定されているチャンピオンコースである。それに向けてのことと思うが、ガードバンカーの砂が入れ替えられたのかとても柔らかく、またいくつかバンカーは全面的に改修中だった。回ったのは東コースだが、グリーンが大きくアンジュレーションがきつかった。さすがに日本オープンの開催が予定されているだけのことはある。

▶肝腎のゴルフの調子だが、昨年後半あたりからショットの感覚が戻ってきている。ドライバーが打てないのでセットから抜いているが、スプーンでのティーショットはまずまずで、セカンドも悪くなかった。問題はアプローチとパターで、特にパターは3パットや4パットが続出してスコアを崩してしまったのはもったいない。それでもグロスでは一番よかった。巧者のS氏が不参加で、若手で現役のH氏が思いの他不調だったからかも知れない。それでも以前から全く歯が立たなかった卒寿のT氏にはなんとか勝てて嬉しかったが、「距離のあるコースで、あなたは私より20歳も若いのだから、あたりまえだろう」と言われそうで怖い。

▶終わってからロッジで夕食。その後はロッジの部屋に戻って持参したワインを抜いて乾杯。メンバーの1人である居酒屋の女将が持参した「電気ブラン」も開けて大いに盛り上がり、私も歌ったりして結局寝たのは12時近かった。翌日は8時近くに起きて、クラブハウスで朝食をとる。泊りがけのゴルフの場合、2ラウンドするのが当たり前だけど、我々高齢者のゴルフは1ラウンドが精一杯。天気も昨日の晴れが一転して雨模様のなか、車に分乗して帰ることに。途中、富津岬の海鮮料理の店で昼食をとって午後2時過ぎには千葉に戻った。

▶赤羽の千ベロの仲間といい、居酒屋の常連仲間といい、いずれもここ3年程の間に親しくなった人達だ。確かに古くからの友人達は貴重でかけがえのないものだが、一方で、こういった新しい人たちとの交流も「男おひとりさま」の生活を実質的にささえていくという意味でもとても大切だと、最近とみに思っている。