マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

松山英樹さん、マスターズ優勝おめでとう!!!

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▶昨日、いつも行く居酒屋のカウンターで、となりに座った常連さんの一人と話をしていて、話題は松山英樹のマスターズの話になった。マスターズ3日目で、松山が2位に4打差をつけて首位を走っているのだ。これまでも日本人がアメリカのメジャー大会制覇に肉薄したことはあった。古くは、青木功ジャック・ニクラウスの1980年の全米オープンの戦いがある。この時は、ニクラウスと一騎打ちとなった青木が、最終日のバックナインで僅かに及ばず、ニクラウスが優勝し、青木は2位だった。

▶確かに青木は肉薄したが、(やっぱり)優勝には届かなかった。ゴルフとはそういうもので、悲しいかな、言葉のハンデや体力的に劣る日本人には、アメリカのメジャー大会での優勝など所詮無理なのだ・・という劣等感と諦めにも近い思いが、その後定着する。これまでのマスターズでも、日本人の最高位は、片山晋呉と伊沢利光がマークした4位である。松山の3日目の首位は素晴らしいが、終わってみればやはり無理だったか・・となるのではとの思いが、どうしても頭から離れない。まったくもって、究極のマイナス思考だね。断っておくが、これは決して私だけの思いではなく、おそらく多くの日本人がそう思っていたのではないか。

▶それでも、夜中に目覚めた時、スマホの電源を入れて、それとなく試合経過を見ると、意外や意外、その差が5打まで開いている。これはもしかして・・と思いながら再び寝入って、次に目覚めたのは7時少し前だった。急いで階下に降りてテレビをつける。今日は月曜日だが、仕事にも行かず、居間でゆっくりマスターズ観戦ができるのだから、まったくありがたい。それにコロナの心配もしなくていいしね・・。

▶さて、バックナインの15番で、さすがの松山も緊張のあまりスコアを落とす。同組で回るシャウフェレが4連続バーディーで追い上げ、この時点で優勝の行方は一気に混沌としてきた。「おいおい、やっぱりそうなのかよ・・」と思い始めた16番で、そのシャウフェレが池に入れてトリプルを叩いたので、またまた松山に運が回ってきたではないか。18番のティーショットを打つ時点で、2打差をもらった松山は、最後は2位に上がったザラトリスに1打の差をつけて、なんと、なんと、なんと(※何度言っても言い足りませんね)見事に優勝をもぎ取ったのだ。

▶日本人がマスターズで優勝できるなんて、自分が生きている間にはとても見ることはできないと思っていたが、それをとうとう松山英樹が実現した。生きていてよかった。あっぱれとしか言いようがない。ゴルフを知る人は皆同じ気持ちだろう。早速友人の一人から、国民栄誉賞ものだという趣旨のメールが届いたが、けだしそうだろう。

▶先日は、池江璃花子の復活で感動をもらい、次いで大谷翔平のメジャー二刀流に驚き、そして今朝は松山英樹の大偉業だ。「最近の若いものはダメだ・・」などという年寄りのたわ言を、見事に撥ね返す最近の日本人の若者の活躍に、久しぶりに気分が高揚するのを感じた。改めて、松山英樹さん、マスターズ優勝おめでとう!!。そして日本人に感動を与えてくれてありがとう。