マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

2021-01-01から1年間の記事一覧

冬至の日の朝の記憶

▶昨日は冬至だった。国立天文台によると、東京では、日の出が6時47分、日の入りが16時32分となっており、太陽が出ている時間が1年で最も短い一日だ。太陽の出入りの時刻というのは、太陽の上辺が地平線に一致する時刻と定義されているとのことで、太陽が西の…

恐るべしマキタの掃除機

▶現在の家に引っ越してきてから、テーブルの下などを気軽に掃除できるようにという目的で、マキタの掃除機を買った。その掃除機もとうとう寿命を迎えたようで、最近は満充電しても殆ど吸い込まなくなった。マキタの掃除機とは、新幹線の清掃などで清掃員が使…

持統天皇とその時代

▶先日、NHKBS番組「英雄たちの選択」を見ていたら持統天皇が取り上げられていた。女性である持統天皇が何故英雄だったのかはさておくとしても、最近は、秋篠宮真子様の結婚問題がゴシップとしてメディアを賑わしたり、天皇家の長女である愛子内親王が成年皇…

ブログの効用

▶早いもので、もう12月である。師走の初日となった今日は、接近する低気圧が急発達して、朝から風雨が強い。久しぶりに午前6時前にベッドを出てテレビをつけると、関東地方を中心に突風警報が出ている。突風とは要するに竜巻のことだから、穏やかではない。 …

11月22日と23日の出来事

▶先週の火曜日の夜に、高知空港から家に戻った。四国遍路の第二ステージが終わったが、足の指の爪が半分ほど内出血で黒くなってしまった。履いていたトレッキングシューズのサイズが小さすぎたようだ。通常の靴より0.5㎝大きいサイズなのだが、厚手の靴下を…

四国遍路日記(2の9)

▶第2ステージ最終日。昨日、無理をしてホテルから更に10㎞先まで歩き鉄道で戻ってきたので、今日はこの10㎞が貯金となっている。具体的には、朝7時過ぎの安芸駅発の列車で10㎞先の和食駅まで行き、そこから歩き出すことにした。 ▶昨日は2時間以上かけて歩い…

四国遍路日記(2の8)

▶第2ステージの四国遍路も残り2日となった15日の朝7時、今回の打ち止め(※遍路では札所の参拝を打つと言います)となる27番神峯寺を目指して宿を出る。宿から神峯寺まではかなり厳しい山道の往復となるので、宿に荷物を預けて、空身で出かけることにした。 ▶こ…

四国遍路日記(2の7)

▶今日は14日。日曜日だが、相変わらず曜日の感覚がない。室戸岬を高知方面に回った直後にある岬を行者岬と云うが、この山の頂上にあるのが26番札所の金剛頂寺。昨晩は、ここの宿坊に泊まったと書いたが、夕食の時に、住職の奥様が出ていらして、しきりに寺の…

四国遍路日記(2の6)

▶本日とうとう室戸岬に到着した。徳島駅前から出発して、約150㎞の道のりを、実質6日で踏破したことになる。天気にも恵まれ、正午前に岬の頂上近くに立った。室戸岬灯台から太平洋を眺めた時の気分は最高だった。 ▶灯台に行く前に近くの24番札所の最御崎寺を…

四国遍路日記(2の5)

▶昨日に続き札所の全くない海岸沿いの国道55号線を、室戸岬に向かって歩く。一昨日の23番薬王寺から次の24番最御崎寺(ほつみさきじ)まで何と75㎞もあるので、昨日と今日のように、ただ歩くだけの日があるのは仕方ない。それにしても、目的が無かったら、とて…

四国遍路日記(2の4)

▶第2ステージの遍路も、実質4日目となると身体も慣れてくる。と言うか、今回の18番札所以降の遍路(徳島南部)となると、思いつきだけで遍路をやってみようと思った人の半分近くが既にふるい落とされているので、現地で知り合う人も、複数回以上来ているという…

四国遍路日記(2の3)

▶今日は水曜日。しかし遍路に出ていると曜日の感覚が全く消える。宿舎に入ると、皆さん争うように風呂に入って汚れ物の洗濯と乾燥を済ませる。その後、6時前から食堂に集合して夕食となるのだが、知っている顔もあれば初顔の人もいる。テレビは全く見ずに話…

四国遍路日記(2の2)

▶今日(9日)は「へんろころがし」の一日。掲載している地図の画像はやや極端だが、アップダウンの激しい山道を20数キロ歩き通して、夕方近くに22番札所の平等寺にたどり着かなければならないから大変だ。とにかく、前夜は翌朝7時に宿を出発することだけを考え…

四国遍路日記(2の1)

▶暦の上では立冬となった11月7日、前回の遍路の続きで、再び徳島阿波踊り空港に降りたった。時刻は午後5時。機内アナウンスでは揺れが予想されるとのことだったが、大した揺れもなく無事に着陸。預けた荷物を受け取ってから徳島駅行きのリムジンバスに乗り…

うたかたは、かつ消え、かつ結びて・・・スーパー銭湯の閉館

▶10月31日の日曜日。衆議院選挙の日なので、朝一番で近所の小学校の投票所に出かけた。午前7時過ぎの投票所は空いていて、入り口では手の消毒をして、自分用の鉛筆を手にとってから受付した。私のところの小選挙区は、与野党から一人づつの二人の候補者しか…

紅葉狩り顛末記・・・渋峠は冬だった・・・

▶この時期が来ると妙に落ち着かなくのは、紅葉狩りの季節だからだ。春の花見と秋の紅葉狩りは、現役で仕事をしている時からここ十数年来ほとんど欠かしたことがなく、毎年時期が来ると、さて今年はどこに出かけようかと考えるのが楽しみでもある。春の花見も…

眠るということ

▶今朝目が覚めると、寝室の東側の窓にかかったカーテンの隙間から、朝の陽光が漏れていた。普段はまだ薄暗いうちに目が覚めるのが普通だが、昨晩は午前2時過ぎの深夜に一度目が覚めた時、図らずも自分がおかした昔の失敗を思い出してしまい、その後は気が高…

東京藝大美術館の「みろく展」に行く

▶四国遍路から戻ったばかりの10月9日の土曜日、東京で午後から友人達との会食が予定されていたので、せっかく東京に行くならと、あいている午前中の時間を割いて、以前から気にかけていた東京藝術大学美術館で開催されている「みろく・・終わりの彼方、弥勒…

風前の灯火となった四国の遍路宿

▶四国88ヶ所歩き遍路の旅の第一ステージを終了して、昨晩9時過ぎに千葉の自宅に戻った。アドレナリンが出ているのか、通常の旅行から戻った時の脱力感や倦怠感がほどんないのは、一体どういうことだろう。土産に買った徳島名産のスダチをハイボールに絞って…

四国遍路日記(1の6)

▶一回目の四国遍路も本日が最終日。約束通り朝7時15分に宿を出て昨日参拝を終わらせた13番札所の大日寺まで送ってもらった。そこから、改めて14番常楽寺を目指して朝の「四国の道」を歩く。 ▶足の痛みも緩和されて、体調は、ほぼ十分と言っていい。始める前…

四国遍路日記(1の5)

▶相変わらず晴天が続いており、天気に関しては大成功と言っていい遍路旅である。6日朝は鍋岩の宿を仲良くなったYさんと一緒に出て、途中の玉ヶ峠を超えて18㎞の道を、13番札所の大日寺まで7時間半かけて歩いた。大日寺は徳島市内にあるので、一番札所からぐ…

四国遍路日記(1の4)

▶四国歩き遍路の場合、最大の難所は12番札所の焼山寺と言われ、別名「遍路ころがし」の異名がある。標準的なコース時間は、8時間と言われているが、何しろアップダウンが激しい。ここを通過するのに疲労困憊してその後の遍路を諦める人が、5~6割はいると…

四国遍路日記(1の3)

▶今日は、6番安楽寺の宿坊を午前7時に出て、11番藤井寺迄の23㎞を歩いた。藤井寺近くの民宿に、転がるようにして入ったのは午後3時半だった。天気が良いのを恨んではいけないが、10番切幡寺から11番藤井寺までは、全く日陰のない田舎道を、10㎞近くぶっ通…

四国遍路日記(1の2)

▶実質的に歩き遍路第一日目となる今日は、身体を慣らす意味もあって、6番札所の安楽寺迄の予定を立てて宿舎を出たのが午前7時過ぎだった。昨日参拝を済ませた1番霊山寺には10分ほどで着いて再度境内に入ると、宿で一緒だった人と出くわした。 ▶この人は九…

四国遍路日記(1の1)

▶JAL455便は、定刻の午前11時に徳島阿波おどり空港に着陸した。この空港に降りたのは初めてだが、名前がなんとも愛嬌がありますな。天気は快晴で、日差しにはまだ夏の名残りがある。接続している徳島駅行きのリムジンバスに乗ると、30分で徳島駅に着いた。 ▶…

四国遍路に行くことに・・・

▶以前から気にかけていた四国遍路について、この度ようやく決心がついて、この10月2日から出かけることになった。実は仕事を辞めたら何をしようかと思っている中で、四国遍路の旅は、有力な選択肢の一つでもあったのです。もともと私にはバイクツーリングの…

コロナ終息はいつ来るのか

▶今月末までとされた新型コロナ対応の緊急事態宣言や蔓延防止措置が、終了する運びとなった。「ヤレヤレこれでひとまずは安堵した」というのが皆等しく思っているところだろう。しかし、これをもってコロナ感染症が終息したとは誰も思っていない。では一体、…

尾瀬・至仏山を登ってきました・・・

▶群馬県で生まれて育ったにもかかわらず、長いこと私は尾瀬に一度も行ったことがなかった。ある時、妻から「群馬は良い所がたくさんあるのに、実家に帰るばかりで、他の所に連れていってもらったことがない、例えば、あんな有名な尾瀬にも行ったことがない」…

夏の終わり、秋の始め

▶今年の夏は、天候が不順だった。まず、梅雨が明けてすぐ、東京オリンピックが始まった頃は、さすがに毎日猛暑が続いていたような気がする。気がすると書いたのは、暑さの状況が思い出せないと言うことではなく、コロナ感染の拡大もあって、私は毎日外出する…

妻の三回忌とその後

▶9月4日は、亡き妻の三回忌の日だった。妻の命日が近づいてくるにつれて、亡くなった当時の生々しい思い出が蘇ってくるのはしかたのないことだが、今年は昨年と比べると、心のざわめきが少なかったような気がしている。昨年のこの時期、庭のパーゴラに絡ん…