マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

仏教

送り盆の日に思うこと・・・

▶気がつけば8月も半分終わり、今日は送り盆の日だ。母がまだ元気だった頃は、家族そろって前橋の実家でお盆を過ごし、16日の夕方近く、田んぼの畔道で焚いた線香の煙にのせて、ご先祖様の霊を旅立たせたものだった。お盆には亡くなった先祖の魂が戻ってくる…

東京藝大美術館の「みろく展」に行く

▶四国遍路から戻ったばかりの10月9日の土曜日、東京で午後から友人達との会食が予定されていたので、せっかく東京に行くならと、あいている午前中の時間を割いて、以前から気にかけていた東京藝術大学美術館で開催されている「みろく・・終わりの彼方、弥勒…

四国遍路に行くことに・・・

▶以前から気にかけていた四国遍路について、この度ようやく決心がついて、この10月2日から出かけることになった。実は仕事を辞めたら何をしようかと思っている中で、四国遍路の旅は、有力な選択肢の一つでもあったのです。もともと私にはバイクツーリングの…

東京国立博物館の二つの特別展

▶先週の金曜日は、月に一度のNHK文化講座「シルクロード物語」の日だった。前回はうっかり40分もの遅刻をして恥をかいたので、今回は満を持して参加した。ところで講座が始まる前、受講生の女性の一人が、東京国立博物館の特別展に行った話をしてくれた。…

もうすぐお盆がやってくる

▶八月は、お盆の季節である。お盆と言うと、最近では首都圏に住む子供や孫たちが、地方に住む親たちのところに帰省して、久しぶりに一家団欒する行事のことだと思っている人が殆どである。現に、テレビを見ていると、コロナ感染をこれ以上拡大させないために…

イエスの復活に思う

▶子供の頃、日本基督教団の前橋教会に通っていたことがある。当時は昭和30年代の後半で、私はまだ小学2~3年生だった。母の実家は、篤実な浄土真宗の檀家であったが、どういった訳か、まず母の妹(叔母)が入信し、次いで年の離れた弟(叔父)が、洗礼を受…

シルクロードと「敦煌」

▶昭和34年、作家の井上靖は小説「敦煌」を発表した。昭和34年と言えば、今から60年以上も前の話になるので、この発表自体が既に歴史の一部となっているようなものだが、私はこの本を学生時代に文庫本で読んだ。その本は長らく私の前橋の実家に置いてあったが…

またまた、奈良を訪れる・・(1)三月堂不空羂索観音像と興福寺仏頭

▶妻を亡くしたその年(令和元年)の暮れ、勤めていた会社の用事で大阪に行ったついでに、一人京都・奈良を散策した。そして、翌年3月には友人と二人で東大寺二月堂の修二会(お水取り)を見た。これらについては、既にこのブログに書いた。ところで私は、昨…

「シルクロード物語」を聴講する

▶昨年の6月から、月に一度、NHK文化センター主催の「シルクロード物語」という講座に通い始めた。この講座の初講は一昨年のことのようなので、私は途中から参加したことになる。内容は、東洋文庫の「法顕伝・宋雲行紀」(長沢和俊 訳注)を参考にしながら、…

昨年3月、東大寺二月堂「お水取り」に行く

▶昨夜は比較的よく眠れたので、今朝気分よく目覚めると、もう7時半近い。月曜日にも関わらず、全く制約のない一人暮らしは、いたって気楽なものだ。寝床でぐずぐずしていると「おちょやん」が始まってしまうので、意を決してベッドを出た。新聞を取りに玄関…

燃える大仏殿 京都から奈良へ・・・奈良編(1)・・・

▶令和元年の師走、一人で京都から奈良に行く。懐かしい京都嵯峨野の二尊院の紅葉が、終わっていたことは既に書いた。京都から奈良へは近鉄で行くのが便利だと聞いていたが、当日の宿がJR奈良駅前だったので、JR奈良線の「みやこ路快速」で向かうことにする。…

究極のヒマつぶし・・私が仏教に目覚めたのは・・・

▶妻が元気だった頃から、私は趣味のバイクを使って近場を散策するのが好きだった。成田山新勝寺は我が家から比較的近く、行き場所に困ったときはここにするのが都合がいい。私が成田山を選ぶのは、大本堂の奥に広がる16万5千平米にもおよぶ成田山公園があ…