マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

古寺巡礼

西ノ京を歩く(奈良編その4)

▶世の中何となく分かったような気になっているが、よくよく調べてみると自らの知識が実は間違いだったと気づくことが多い。先日奈良に行った際に、駅前の観光案内所でもらった奈良県の全県観光ガイドマップを見ていたら、南北に長いマップの一番北のはずれの…

信貴山そして竜田川の紅葉を見る(奈良編その3)

▶先日行った奈良の旅のつづき。2日目の午前中は斑鳩の法隆寺と中宮寺を巡ったことは既に書いた。中宮寺から法隆寺駅まで徒歩で戻る途中、地図を片手のシルバー女性から中宮寺までの道を聞かれた。駅からまず法隆寺ではなく尼寺の中宮寺に向かうというのが一…

奈良にでも行ってこようか!

▶ここ十数年、春の花見と秋の紅葉狩りは欠かしたことがない。会社勤めをしていたころから、春はまず花見の日程を決めてからその他の予定を入れるようにしてきたし、秋にはクルマかバイクで奥利根や南東北近辺の紅葉狩りを泊りがけで出かけるのが定番だった。…

「土門拳の古寺巡礼」に行く

▶サッポロビールが恵比寿にあった旧工場跡地を再開発するのではないかとの話が出たのは、随分前のことだったような気がする。あれはバブルの頃だったか・・。それから30年以上経った5月10日、東京に出たついでに、再開発された「恵比寿ガーデンプレイス」に…

風前の灯火となった四国の遍路宿

▶四国88ヶ所歩き遍路の旅の第一ステージを終了して、昨晩9時過ぎに千葉の自宅に戻った。アドレナリンが出ているのか、通常の旅行から戻った時の脱力感や倦怠感がほどんないのは、一体どういうことだろう。土産に買った徳島名産のスダチをハイボールに絞って…

四国遍路に行くことに・・・

▶以前から気にかけていた四国遍路について、この度ようやく決心がついて、この10月2日から出かけることになった。実は仕事を辞めたら何をしようかと思っている中で、四国遍路の旅は、有力な選択肢の一つでもあったのです。もともと私にはバイクツーリングの…

またまた、奈良を訪れる・・(1)三月堂不空羂索観音像と興福寺仏頭

▶妻を亡くしたその年(令和元年)の暮れ、勤めていた会社の用事で大阪に行ったついでに、一人京都・奈良を散策した。そして、翌年3月には友人と二人で東大寺二月堂の修二会(お水取り)を見た。これらについては、既にこのブログに書いた。ところで私は、昨…

昨年3月、東大寺二月堂「お水取り」に行く

▶昨夜は比較的よく眠れたので、今朝気分よく目覚めると、もう7時半近い。月曜日にも関わらず、全く制約のない一人暮らしは、いたって気楽なものだ。寝床でぐずぐずしていると「おちょやん」が始まってしまうので、意を決してベッドを出た。新聞を取りに玄関…

斑鳩の法隆寺から唐招提寺、薬師寺へ行く・・・奈良編(3)・・・

令和元年初冬の唐招提寺 ▶令和元年の師走に、一人で京都から奈良に遊んだ。奈良では前日の夕方に奈良公園を散策し、今日の午前中は斑鳩の法隆寺に行ったが、それについては既に書いた。 ▶中宮寺の弥勒菩薩をじっくり鑑賞したので、バスで法隆寺駅に戻ったの…

斑鳩の法隆寺から唐招提寺、薬師寺にゆく・・・奈良編(2)・・・

▶令和元年の師走に奈良に遊んだが、これはその二日目の記録。 ▶翌朝早く起きてホテルで食事をとり、8時前に飛び出して、JR奈良駅から法隆寺へ向かった。法隆寺駅に降りたのは午前8時過ぎとまだ早く、バスも動いてなかった。そこで地図を見ながら歩いて法隆寺…

燃える大仏殿 京都から奈良へ・・・奈良編(1)・・・

▶令和元年の師走、一人で京都から奈良に行く。懐かしい京都嵯峨野の二尊院の紅葉が、終わっていたことは既に書いた。京都から奈良へは近鉄で行くのが便利だと聞いていたが、当日の宿がJR奈良駅前だったので、JR奈良線の「みやこ路快速」で向かうことにする。…

令和元年の師走に京都から奈良へ・・京都編・・

▶既に書いているが、令和元年は私にとって痛恨の年だった。9月に最愛の妻を亡くした私は、途切れることなく襲ってくる悲嘆の中で、突然にしてからっぽになってしまった自分のこれからの生活を、何をもって埋め、どう立て直していったらいいものかと、必死に…