マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

千葉市民ゴルフ


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▶先週の木曜日に、千葉市民ゴルフに行ってきた。ここは名前が示すとおり、千葉市が運営主体となっている9ホールしかないゴルフ場で、平成20年10月にオープンしたばかりの新興ゴルフ場である。もともとは千葉市の廃棄物最終処分場があったところだが、曲折を経たのち、埋め立ててゴルフ場として再開発することが決まり、コースの監修は、プロゴルファーの片山晋呉が担当した。

▶32万平方メートルの敷地に9ホールが配置されていて、大きな池が3つあり、4番、5番、9番ホールがそれらの池にかかっているので、それなりに戦略性を要求される。しかし、土地の来歴からして基本的にはフラットなつくりとなっており、ホールを隔てる植栽もそれほど大きく育っているわけではなく、9ホールで距離が短いので、若いゴルファーにとっては少し物足りないかもしれない。逆に、私のようなシルバー・ゴルファーにとっては、それらの弱点が全て魅力的に見えてくるから面白い。まあ、名門チャンピオン・コースがフレンチのフルコースだとしたら、こちらは町の中華屋のレバニラいため定食といったところか。

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▶このゴルフ場の定番の遊び方は、天気のよい平日の午後を見計らって(※従って、予約は直近1週間前)、ここでハーフ・プレイを楽しんだ後、着替えもせずにただちに家に戻ってシャワーを浴び、その後近くの行きつけの居酒屋で反省会を兼ねた飲み会をして盛り上がるというパターンである。先日のゴルフも、まったくこのパターン通りの展開となった。
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▶この日は、当然天気はよくて、居酒屋で知り合った人たち6人で、二組に分かれてゴルフを楽しんだ。前の組は、驚くなかれ、もうすぐ卒寿を迎えるT氏と、私より一回り上のS氏、それに年齢不詳の居酒屋の人気女将Kさん。後ろの組は、還暦となったが未だ現役で、当日も会社を休んで参加したH氏、それにこちらも年齢・ルックス不詳(マスクをしているので)の女性Oさん、それと私の3人でした。

▶このゴルフ場は、基本的には手引きカート主体で歩いて回るスタイルだが、前の組のもうすぐ卒寿のT氏は、さすがに歩くのは大変ということで、おひとりで電動カートに乗ってラウンドされた。この方は、ゴルフの腕前(と酒のたしなみ)は、私などより数段上の存在で、周囲の人から人生の目標(ロール・モデル)と慕われている。また、私と同組のH氏は、市民ゴルフ初参加だったが、アルコールがなくても他人を笑わせることができる持ち前の話術を駆使して、わざわざ?会社を休んでまでして同伴者を楽しませてくれた。

▶私の場合、ここ1~2年は、もうゴルフはやめようと思い至るほどにスランプに悩まされ続けたが、どういうわけか前回の勝浦でのゴルフ以降に復調の兆しがあり、この日も全く久しぶりにハーフを50以下でラウンドできたから、ゴルフの楽しさは倍増したという次第。もっとも、いまだごまかし続きのゴルフでスコアをメイクしたというのが正直なところで、本格的な復調には程遠いが、少なくともゴルフをまた続ける気になったというのは、大きな収穫であった。

▶ゴルフ会は午後3時半に終了し、午後5時半にいつもの居酒屋で待ち合わせした。私が一番乗りだったが、あらかじめ女将さんが席をあつらえてくれていた。その後三々五々集まってきたメンバーで、コロナ禍もなんのその、プーチンは全くけしからんと言いながら酒を飲んだ。しばらくすると、年齢不詳・ルックス不詳だったOさんが、旦那さんと一緒に店に現れて、人のよさそうな旦那さんそっちのけで、我々の話に割り込んできた。

▶そうこうしていると、明日から同僚と4人で定年退職祝いの一環で信州・渋温泉に遊びに行く予定の根っからの阪神ファンのK氏もやってきた。昨年腸閉塞で救急搬送された女将さんも、店の切り盛りをしながら、自分でついだビールグラスを片手に(※この人も酒が好き)我々の話の輪に加わったりして賑やかな時間が過ぎて行き、気が付けば蔓延防止措置で決められた閉店時間の夜9時ギリギリだった。