マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

来て嬉し帰って嬉しの彼岸かな!


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▶先週まで猛暑が続いていたが、ここにきてやっと秋の到来を感じられるようになった。日中の陽射しの下では暑いことは暑いのだが、朝晩は随分と涼しくなった。今年は20日から彼岸に入り、23日の土曜日が彼岸の中日である。先日ラジオの天気予報番組を聞いていたら、暑さも峠を越え、日本各地でおなじみの彼岸花が咲き出したとのこと。今年の彼岸花は心なしか草丈が高いとアナウンサーが紹介していたが、本当だとすればこれも猛暑の影響だろうか。

▶23日の秋分の日は、墓参りを兼ねて、3家族総勢12人の子どもや孫たちが私の自宅に集まることとなった。毎度のことながら、これだけの人数が宿泊するとなると、食事の手配や寝具の準備が大変である。いつもは数日前から準備に入るのだが、今週は3度も外出する用事があり、ついつい準備がおろそかになる。ポイントとなるのが夕食のプランだが、準備の都合も考えて結局は近くの焼肉屋で外食することに決定。息子や娘たちも一も二もなく大賛成。まあ親も子もビールと焼肉が大好きなので、財布の心配さえなければ「ヤッター」という心境のようだ。

▶ということで、23日は早朝にまず一人で市営霊園にある妻の墓掃除に出かける。早朝にも関わらず、早くから墓参りの人が沢山来ていた。我が家の墓所は9月の初めにも来ているので大して掃除の手間はかからないのだが、隣の区画が空き地となっており、雑草が繁茂していて大変見苦しい。市営霊園なので空き区画の管理は市の仕事のはずだが、仕方がないので、ボランティアで草刈りをする。結局小1時間かかってしまったが、それでもキレイになったので嬉しい。その後、野菜市場で墓参り用の生花を購入。花は彼岸のためか普段より5割ほども高く、しかも花つきが悪かった。これも猛暑のせいかもしれない。

▶午後になって最初にやってきたのが次女の家族。小雨がパラつく中、先程購入したばかりの生花を携えて早速墓参りに行く。本日二度目の墓参り。家に戻ってしばらくすると長女の家族がやってくる。こちらは私達とは入れ違いに既に墓参りを済ませてきたようだ。この時点で孫が4人そろう。家の中ががぜん賑やかとなってきた。長男の家族は到着が遅れるとのことで、午後5時過ぎにまず2家族を連れて、歩いて近所の焼肉屋に向かった。
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▶この店は予約が効かないので、大人数で行く場合に席の確保が心配だが、店に到着すると、私達の家族が一番乗りだった。早速店の奥の席を人数分確保して注文を開始。大人は生ビールで乾杯して飲み始めていたら、間もなく遅れていた長男家族も合流した。全員揃ったところで次女からビッグニュースの発表があった。彼女のお腹には二人目が宿ったとのことで、順調にいけば妻が知らない二人目の孫の誕生だ。嬉しいニュースに全員が沸いた。妻もさぞかし喜んでくれていることだろう。これで来年の3月には孫の数は7人となる予定。令和版「七人の孫」の誕生だ。

▶早めに食事を終えた6人の孫たちが店内で騒ぎ始め、店員さんに叱られたりしながら、なんとか大人達も食事を済ませ、午後7時過ぎには混み始めた店内を後にした。家に戻ってから、大人達は二次会、孫たちは別室でテレビゲーム。飲みながら昔話に花が咲いたが、つくづく実感したのは、3人の子どもたちの仲が良くてよかったということである。世の中、兄弟姉妹とはいっても全て仲が良いわけではないだろうが、大した教育をしたわけではないが、不思議に良い関係が続いている。まことにもって健康で兄弟仲良くに勝る幸せはないものと思った次第であった。

▶その晩私は9時半過ぎには自分のベッドに入った。飲み疲れた子どもたちや遊び疲れた孫たちも、三々五々それぞれの部屋に引き上げたようだった。翌朝は、少年野球の練習に出かける長女一家が午前7時半過ぎに引き上げていったのを皮切りに、次女一家と長男一家も順次朝食を済ませてから、いずれも午前中のうちに引き上げていった。騒がしかった家の中に再び静寂が戻ってきた。来て嬉し帰って嬉しとはよく言ったものである。次回家族が集まるのは年末年始になる予定だ。

▶その日の夕方、私はいつもの居酒屋に顔を出した。こちらは丁度一週間ぶりだったが、いつもの常連さんが集まった。昨晩行った焼肉屋のマスターは、私達家族が帰ってから店を切上げて、この居酒屋に来たようだ。女将さんがその時の様子を教えてくれた。常連さんの中には、昨日に引き続いて今日も顔を出した人もいて、この居酒屋も相変わらず繁盛している。結局この日は尽きぬ話を肴に午後10時過ぎまでこの居酒屋で飲んでいたが、楽しかった彼岸の二日間は、こうして終わっていった・・・。