マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

乗らないバイクを手放すか?


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▶この夏は、あまりの暑さに外出する気が全く起きなかったと書くと、いやいや結構あちこち出歩いていたように見えたけどと、ツッコミが入りそうでこわい。確かにカレンダー(予定表)をチェックするとそう見えないこともないが、これは予め決まっていた飲み会などが目立ったからで、遠方に出かけたのは7月初めの八甲田山奥入瀬渓流と8月と9月に箱根にクルマで遊びに行ったくらいのものである。とは言え、やはり結構出かけているよね(笑)・・・との声が聞こえてきそうだ。

▶いささか言い訳めいたことになるが、外出する気が起きなかったというのは偽りない気持ちで、それが証拠に、この間バイクに全く乗らなかったという事実がある。愛車のバーグマン200は、6月以降全く手を触れられぬまま駐車場の奥に放置され、ホコリを被ったままであった。このバイクは2017年9月に購入してから既に13000㎞を走っているが、今年は5月に会津の湯之上温泉にツーリングしただけである。

▶その矢先、保険会社から自賠責保険満期のお知らせハガキが届いた。満期日は9月28日で、これとは別に11月には任意保険の更新も迫っている。保険の更新には費用がかかるのはもちろんだが、そもそもこれから自分がバイクに乗り続けることができるのかとの疑問が湧いてきて、俄然頭をかかえてしまった。物理的に乗り続けることについては体力面も含めて自信はあるが、夏場に3ヶ月以上も全く乗っていないということは、暑さばかりが原因ではないような気もする。

▶既にこのブログにも書いているが、私は8月にクルマ(四輪車)を乗り換えたばかりである。その時の気持ちは、これからはクルマ主体であちこち遊びに出かけようとの思いであったが、二輪車には全く乗らないというつもりではなかった。この問題について誰かに相談しようかとも思ったが、返ってくる答えが分かっているので無駄だからやめた。一つは、二輪車は危険なので年齢と相談して止める方がベターという意見。もう一つは、それを含めて結局はあなた自身で判断するしかないというものだ。

▶この問題は、高齢者の免許返納問題に似ている。四輪車の免許返納問題は高齢者の生活に直結する難問だが、客観的に見て私はまだその齢ではない(と勝手に思っている)。ただ、この問題がやっかいなのは、私があと10年~20年経っても(生きていれば)同じことを言い続けている可能性が高いということだが、それはまた別の話だろう。一方私にとっての二輪車は、純粋に趣味の領域に属する問題であり、趣味の問題なら他人からとやかく言われる筋合いはなく、それはあくまで自分で決めるしかないというものだろう。聞かれた方も困る話だろうと、こちらも勝手に思っている次第。

▶私がバイクに乗り始めたキッカケは、ある人が二輪車は現代における「鉄の馬」だと教えてくれたことにある。確かに馬(二輪)に乗ることは生身の身体を雨や風に晒したり落馬する危険を伴うが、技量が上がれば一人でどこまでも自由に移動できるという便利さがあり、それゆえに四輪(馬車)では味わえない爽快感がある。とまあ、簡単に言えば、二輪はオトコの遊び道具ということです。ただ実際のところ、ここにきてバイクに乗る回数が激減しているのも事実で、現に私のバイクはホコリを被っている。

▶以前は時間の余裕ができれば、次はバイクでどこに行こうかと考えるのが常だったし、バイク雑誌なども買って読んでいたが、最近はそういうこともなくなった。冷静に考えれば保険が切れるタイミングでバイクを手放すこともあるような気がする。それなら保険があるうちに最後のツーリングに行って思い出を作るのがいい。ということで久し振りにバイクを引っ張り出してエンジンをかけようとしたら、なんとバッテリーが上がってしまっていて、エンジンがかからない。はてさて困った。

▶このままバイクの買取業者に電話して、出張買取でもしてもらおうかとも考えたが、エンジンがかからないとロクな査定もしてもらえないし、なによりバイクとの突然の別れを強要されたようで、どうしても気持ちの整理がつかない。一方で28日の自賠責保険の満期日が迫っている。いろいろ考えた挙句、バッテリー充電器を購入して自分で充電してみることにした。早速アマゾンで適当な充電器を見つけて購入すると、翌日には充電器が手元に届く。まったくアマゾンプライムは便利このうえない。
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▶すぐにバッテリーをバイクから下ろして、充電器をつなぐと、電圧が少し残っていることが分かった。これならうまく充電できそうだ。この後、充電器をコンセントにつなぐこと4時間余りで満充電に達した。このバッテリーをバイクに載せる際に、バッテリーの端子から配線を外出しする工夫を施し、車載のまま簡単にバッテリー充電できるようにした。こうしておけば、バイクに乗らない時でも、容易にメンテナンス充電ができるので、とても便利だ。しかしよく考えると、既にこの段階では乗り続けることが前提となっているのが可笑しい。
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セルモーターを回すと一発でエンジンがかかった。さっそく近所を一回りしてみると、調子がいい。こうなると愛着も増してくるので、これならあと1~2年は乗ってみようかと思い直す。それなら自賠責保険を更新する必要があるので、こちらは近所のコンビニで更新した。最近はコンビニで自賠責保険まで更新できるとは驚きだ。とにかくこうして暫くはバイクに乗れる体制を整えたので、まずは10月に紅葉と温泉を楽しみにツーリングに出かけようかと思案している。まあその上で実質的に乗る回数が減ってくるようなら、今度こそ本当に手放すことも考えよう。