マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

五月の連休のひととき


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▶5月5日の朝は午前4時過ぎに目が覚めた。玄関前に新聞配達人のバイクが止まったようだ。ポストに新聞を投げ入れる音が聞こえる。我が家には一昨晩から次女一家が泊まっているが、この時刻だとまだ誰も目覚めてはいないらしく、家の中はいたって静か。まもなく孫たちが目覚めれば、すぐに騒がしくなるだろう。しばらくベッドの中でNHK・FMを聞く。日曜の朝5時からはクラシック音楽を聴くのがここのところの楽しみだ。今日は珍しいファゴットの演奏だった。

▶6時になったので階下に下りて居間のカーテンを開ける。たちまち庭に植えたカエデの新緑が目に飛び込んできた。柔らかそうな薄緑の若葉が風に揺れ、そこに朝日があたっている。心が休まる瞬間だ。見るとカエデの葉先が少しピンク色に染まっている。小さな竹とんぼのような二枚の羽をつけたカエデの種子が葉先についているのだ。ピンク色に見えたのは羽の部分で、もう少しすれば、風にあおられた無数の小さなピンクの竹とんぼが、我が家の空に舞うことになるだろう。

▶今年も3日の夕方には、子どもたち3家族が勢揃いした。いつもなら家で手巻き寿司などでもしながらパーティー兼夕食となるのだが、今回は皆の要望で近くの焼肉屋に行くことにした。5月の午後5時はまだ十分に明るくて、大人7人と子ども7人(内、1人は新生児)が、晴れた五月空の下を焼肉屋まで歩いた。中一の男の子が筆頭の7人の孫たちだが、皆が仲良しなのはありがたい。

焼肉屋では3月に出産したばかりの次女を除く大人たち全員が生ビールで乾杯。今夜の費用は全て私持ちということになっているので、大人たちは勿論のこと孫たちも負けずに焼肉を頬張り、遠慮なく追加注文が相次ぐ。とにかく値段を気にせずに注文できるというのは誰にとっても(※支払者を除く)嬉しいことなのだろう。2時間半ほど焼肉屋で飲んで食べて騒いでから家に戻ったが、私たちが引き上げる頃には、焼肉屋は満員となっていた。

▶その晩は、家に戻って飲みなおし、明日の早朝から予定があるという長男一家は泊まらずに午後9時過ぎに東京の自宅まで帰って行った。浦安に住む長女一家も、その晩は泊まったが、翌朝6時半には早々とクルマで帰った。孫たちが成長するにつれ、それぞれの休日の予定が優先してくるので、全員がスケジュールを合わせて我が家に泊まりにやってくるのが次第に難しくなってくるのだが、なんとか都合をつけてこうして集まってくれるのはありがたいことだ。

▶最後まで残った次女一家は、4日は千葉市の動物公園に遊びに行き、午後3時に疲れて帰ってきた。たまたま4日は妻の月命日だったので、全員で墓参りがてら近くの回転寿司屋に行くことに。ところが疲れの影響か、回転寿司屋では次女が突如頭痛を訴えだして困った。私の妻も若い頃からの頭痛持ちだったが、次女の肩を揉んでやるうちに妻のことを思い出した。幸いにも次女の頭痛は大したことはなく、寿司屋を出る頃には回復してきた。家を出る前に念のため服用したカロナールが効いたのかもしれない。

▶5日は朝食が済んだあと次女一家も引き上げて行った。我が家にも平穏な時間が戻ったので、今こうしてブログをしたためることにした。あいかわらず庭のカエデの若葉が美しく輝いている。
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