マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な60代「男おひとりさま」の日常を綴っています。

四国遍路日記(3ー1)

▶三度目の四国遍路を4月7日から再開することにした。JAL495便で高知空港に到着したのは午後4時だった。夕方着の便だったからビジネス客は少なく、機内は比較的空いていた。リムジンバスで市内に入って、5時前にホテルにチェックイン。高知市内に泊まるのは初めてなので、期待が高まる。f:id:Mitreya:20220408203340j:image

▶ホテルは、菜園場町の土佐電の駅にほど近い、小さな川沿いにあった。海に近いのか川にはボートが何隻か係留してあるのがいい雰囲気を醸し出している。宮尾登美子の「櫂」に描かれているのは、この辺りのことかも知れない。暗くなるまでには少し時間があったので、風呂で軽く汗を流してから、はりまや橋辺りをブラつく。早い時間なのか、それともコロナ影響なのか知れないが閑散としている。土佐料理と書いてある店に入ってビールに海鮮丼を注文する。ここも空いていた。

▶翌8日は、午前7時過ぎにホテルを出発。f:id:Mitreya:20220408203442j:image

土佐電の路面電車に乗って後免(※電車の行き先表示が「ごめん」となっているのが可笑しい)まで行き、そこから歩き遍路を再開する。電車道を離れると、すぐに田舎道に入った。天気は晴朗で、暖かい。長閑な川沿いの道を一人歩いていると、遍路に来たことを実感する。午前9時に29番国分寺に到着。f:id:Mitreya:20220408202850j:image
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国分寺聖武天皇の勅願によって各地に分立された寺のことだが、この寺は741年に行基によって建立された由緒高い寺である。現在も寺域はよく整えられていて、庭園も立派で寺格も高そうである。早速本堂と大師堂にお参りし、納経所で忘れずに御朱印をいただいた。遍路の人は殆んど目につかない。

国分寺には20分ほど滞在して次には30番善楽寺に向かう。田んぼ道を暫く歩いたのち、車道に出るが、車も通らず歩き易い。善楽寺までは7㎞ほどだが、途中の道端に設置してある遍路休憩所に入る。ここには先行する遍路のおじいさんが一人既に休んでいた。

▶午前11時に善楽寺に到着。境内を掃除している女性から声をかけられる。今日は4月8日で、お釈迦様の誕生日で、一般的には花祭りという名前で知られている。それに因んで 甘茶を接待してくれるという。

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ありがたく甘茶を飲んでいたら、先ほど休憩所で休んでいたおじいさん遍路の人がやって来た。大変疲れているので、今日で遍路を切り上げて帰るとのこと。彼はタクシーを呼んでもらって帰って行った。彼は88ヶ所7回り目と言っていたが、既に80才は超えていそうなので、これが最後の遍路になりそうだ。

▶私も、今日はこれで切り上げて、予定通り市内のホテルまで戻った。ホテルのチェックインの時刻には間があったので、荷物を預けて高知城の見学に行くことにする。


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その高知城も大変良かったのだが、もっと良かったのは近くにある有名な「ひろめ市場」に行ったこと。ここはフードマーケットなのだが、フリーの飲み屋街のようでもある。
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▶午後3時頃にもかかわらず、オープンスペースで多くの人がカツオのたたきをツマミにビールを飲んでいる。それがあまりにもうまそうだったので辛抱たまらず私も注文してしまった。ビールもカツオも、クジラの唐揚げも抜群に旨い。思わずビールをお代わりするほどだった。遍路もたまにはこういうのがあってもいいものです。今日はこれでオシマイ。