マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

四国遍路日記(6ー1)

▶8月末に5回目の遍路に行った際、予定していた最後の2日の行程(65番三角寺と66番雲辺寺)が雨の予報だったので、体調と身の安全を考えて、計画変更して2日早く千葉に戻った。既に暑さの中を10日も歩いてバテていたこともあるが、66番雲辺寺が四国遍路の中で910mと最高所にあり、ここへの上りと下りが難所として知られていたからである。

▶千葉に戻ってからは、蓄積した疲労が原因と思われる歯痛が出て、9月は何となくグズグズして過ごした。10月になれば体調も天候も少しは安定するだろうと時機を見計らっていたところ、歯痛も次第に落ち着き、たまたま予定をあけておいた今週半ばの四国の天気もよさそうなので、急遽8月の続き遍路をやることにした。

▶今回は12日から17日迄の日程で、正味中4日の行程となる。残念ながら日程後半は天気も下り坂だが、14日の66番雲辺寺を無事に通過できれば、それ以降は観音寺市から坂出市まで平地歩行なので、多少の雨でも問題はない。ということで、今日は11時45分羽田発のJAL479便で高松空港まで飛び、リムジンバスで14時過ぎにJR高松駅に到着。
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高松駅ビル内の食堂で遅い昼食をとる。入ったのは杵屋と言う名のうどん屋で、遍路初の讃岐うどんを注文。ここのキツネうどんは、1.5玉のうどん・つゆ・お揚げさんとも絶品で、あっという間に胃袋に落ちていった。つゆを飲み干したい誘惑を断ち切って店を出たが、お代はしめて670円。
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▶高松から「特急いしづち」に乗車して、前回終了地点の伊予三島まで戻る。伊予三島駅は名前のとおり愛媛県にあるが、住所は四国中央市。調べたら2004年の平成の大合併伊予三島市は消滅してしまったとか。しかし、つけた名前が四国中央市とはね・・・味も素っ気もない名前で、面白くも何ともない。それに中央というより、どちらかと言えば北だろうとツッコミたくなる。

伊予三島には、駅近くの海沿いに、かの有名な井川一族が創業した大王製紙がある。数年前、会社の金を使って博打に手を出したあげく特別背任罪で逮捕され、その後有罪が確定し会社を追放されてしまった元社長の井川意高氏は、その後一体どうしているんですかね。そう言えばいつだったか暴露本を執筆していたようだが・・・。ところで三島つながりで静岡の三島にも製紙会社があったと思ったが、三島で有名なのは東レで、製紙会社が集中しているのは富士市でした。


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▶午後4時前に伊予三島駅に到着。大王製紙の高い煙突を左前方に見ながら20分歩いて、前回と同じビジネスホテルにチェックインしました。明日は、ここから遍路再開です。