マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

今年初めて東京に行ってきました・・

▶雨模様の昨日の午後、久しぶりに東京に行ってきた。現役で仕事をしていた頃は、毎日電車で通ったが、会社を辞めてからは意図して出かけない限りは東京に出るチャンスがない。コロナによる外出制限がこの傾向に拍車をかける。何もしないでいると自動的に引きこもり状態になるので、精神衛生上もよくない気がする。定年後の「男おひとりさま」には、「キョウヨウ」と「キョウイク」が必要だと何かで読んだ。「今日、用がある」「今日、行くところがある」のが大事なのだそうだ。そうかもしれぬ。

▶似たような境遇にある先輩の方からメールが届く。いつもありがたい。「お前が元気かどうか心配だったのでメールしてみた」と言っているが、実は本人自身もヒマを持て余してこうしてメールしてきているのだ。このコロナ下では誰もが苦労している。

▶東京への用事は、歯科治療と内科の薬の処方をもらい行くことだ。歯科は以前から定期的に通っている日本橋のクリニックで、仕事を辞めてからは千葉からわざわざ電車代を払って通う必要もないのであるが、日本橋に出ていくことに意味を感じているので、そのままにしている。内科の先生は、勤務先でお世話になっていたドクターで、私の過去の健康診断の結果を含め全て把握していただいているので、大変重宝している。歯科でのクリーニングを終えて、日比谷にある内科の先生の診療室に行くと私の外には患者がいなかった。
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▶毎日呑んでいる胃薬と中性脂肪を下げる薬を処方してもらうだけなので、問診もすぐ終わった。私の後には患者がいなかったので、先生とひとしきり雑談をする。コロナの話が終わって話題は以前に勤務していた会社の人事の話に移った。先生と責任のないヨタ話をするのも楽しい。しばらくして、看護師が「先生、電話が入っているのでお願いします」と言って顔を出した。いつまで雑談しているつもりなのか、と顔に書いてある。どうやら緊急でコロナ患者がくるような気配だったので、挨拶をして帰ってきた。

▶電車で千葉まで戻ってきて最寄り駅で降りた。さて今晩の夕食は何にしようかなどと、独り者ならではの思案をしながら歩いていると、いきつけの居酒屋の前を通りかかった。確かここは緊急事態宣言が出てから臨時休業だったはずだよな、と思って入り口を見ると開いているので、吸い込まれるように中に入った。休業していたのだが辛抱たまらずで店を開けたらしい。休業補償がどうなっているのか聞こうとしたが、無粋なのでやめた。コロナ下で店も命がけだが、客も命がけだ。カウンターで刺身の三点盛りと厚揚げを焼いてネギを散らしたのをつまみに、女将と話しをしながら、生ビールを二杯と焼酎のお湯割りを飲んで、いい気分で帰った・・・。