マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

想定外の梅雨明けの日々



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▶ロシアのウクライナ侵攻に気を取られていたら、関東地方では未だ6月だというのに早々と梅雨が明けてしまい、東京では35度以上の炎暑が続く真夏が突然到来した。25日には、群馬の伊勢崎で40.2度という6月では考えられないような高温を記録したというから、世の中一体どうなっているんだという騒ぎだ。当然のように熱中症の患者はうなぎのぼりに増加しているので、人々はマスクを着けたり外したりと大忙しだ。

▶すると今度は東京電力の電力予備率とやらが3%を下回る恐れがあるというので、電力需給ひっ迫注意報とかいうものが政府から突然発令された。エアコンの設定温度を上げろというお達しだが、一方で熱中症防止の観点から高齢者は我慢せずにエアコンを使えと言う。民法のワイドショーを見ていたら、スタジオの設定温度が23度になっていることがバレて、SNSで皆が騒ぎだした。するとNHKでは、スタジオの照明を落として放送していますというようなテロップが流れるようになった。てんやわんやの騒ぎだが、こういう時はテレビの電源を切って読書でもするのがよろしい。

▶暑い最中の24日、日本橋の寿司屋で大学時代の友人とランチをしながら、秋に予定されるサークルの50周年イベントの相談をした。電車が遅れて寿司屋には10分遅れで入ったら、友人は既に来ていて一人でビールを飲んでいた。彼とは50年来の付き合いになるが、最近少し痩せて元気がない。声がかすれているのも心配だ。以前は元気印の弁護士だったが、一線を退いてからは日々の張り合いがないとボヤいている。

▶人生の上り坂は、皆が脇目もふらずに競うように登っていくから、敢えて登り方など考えなくても大丈夫だが、人生の下り坂ではそうはいかない。登る技術より降る技術の方がよほど難しいのは登山に限ったことではない、というようなことを話した。だいたい、現役時代に高い所に上った奴ほど、降りるのを嫌がる。高く上れば視野が開けるとでも思っているから、下ると視野が狭くなるのが嫌なのだ。だがこれは錯覚だろう。覚悟を決めて下れば違った世界が見えてくる(ハズだ)。お互い覚悟を決めてステップダウンしよう・・・というようなことを話して別れたが、これは自身に語った言葉でもある。

▶28日は株主総会の集中日で、私が関係する会社の株主総会も水天宮近くのホテルで開催された。株主総会の準備というのは、どこの会社の総務部門にとっても腕の見せ所で、念には念を入れて準備をするが、総会に付議される議案というのは、事前投票や委任状によって総会開催前に既に承認されることが100%分かっているので、当日は所謂シャンシャン総会で終わるのが一般的だ。それにしても、議案について株主からの質問が全くないというのも、果たしてどうだろうか。何となくモノ足りなさを感じたのは、責任のない身だからかも知れぬ。当日は、ホテルでランチを食べてから千葉に戻った。

▶翌29日は、友人達と平川カントリークラブでゴルフをした。予定を組んだのは5月の初めの頃だったが、おそらく梅雨の影響で流れるのではないかと予想していた。と思っていたら、予想外に梅雨明けが早かったので、当日は炎天下のゴルフとなった。朝からテレビでは、熱中症の危険があるので不要な外出はなるべく避けてくださいと連呼している中、それでもゴルフを強行したが、結果的には言われるほど大変ではなかった。まあ、スコアが想定外に良かったこともプラスに働いたのかも知れない。

▶6月最終日の30日。TOTOショールームで風呂のリフォームの最終打合せがあった。バスタブの形状がデザインに凝り過ぎているような気がしてシックリこなかったので、結局は最もシンプルなスクエア型の浴槽に決定。一人で使うだけなので、選択はいたって気楽なものだ。それと、浴室内に定番の鏡も、全く使わないので外してもらった。結果的には極めてシンプルな浴室になった。工事は8月に入ってから。

▶ここのところ、東京では再びコロナ感染者数が増加してきた。しかしながら、メディアの扱いは以前とは比べようもなく小さくなっている。大変結構なことだ。重症患者数が少なく、病床使用率も低位にあるので、季節性インフルエンザと大差がなくなってきているからか。コロナウィスルも変異を繰り返し、次第に人類と共存する方向に向かっているような気がするが、さてどうだろう。それにしても、報じられている中国のゼロコロナ政策というのは、全くもって理解不能だ。

▶2日は、伸びすぎた庭木の剪定を行う。以前から気にはしていたが、この暑さではとても外に出る気にはなれなかったのだが、今朝は比較的過ごしやすそうだったので思い切って実行した。剪定は去年もやっているが、剪定そのものよりも、切った後の枝葉の始末の方が大仕事だ。玄関先で2時間近く後片付けしていたら汗で全身がズブ濡れ状態になった。家に入ってシャワーを浴びてから体重を測ったら、1.5㎏近く減少していたので驚く。急いでノンアルコールビールをノドに流し込むように飲んだが、これが実に旨かった。労働した後の満足感がある。