マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

今年の飲み会は何回くらい?


f:id:Mitreya:20231224183935j:image
▶12月は慌ただしい。年末・年始に向けて、やらなければならない雑事が控えているにもかかわらず、当然のことのように忘年会という名の飲み会が入ってくる。これとは別に、行きつけの居酒屋には週末ごとに顔を出しているので、改めて数えてみたら、何とこの師走は16日も外飲みしていることが判明。現役で仕事をしていた頃でも、さすがにこんなことはなかったはずだから、いささか驚きを禁じ得ない。

▶この現象は私だけのことかと思って周囲の人に聞いてみると、皆さんも大なり小なり同様な感想を持っているようだ。やはり、これまで続いてきたコロナの季節が、ここにきてやっと終息したという影響が大きいのだろうか。だとすれば喜ぶべきことである。それに、家で飲んだら一人飲みだが、外で飲むということは、誰か相手をしてくれる人がいる訳で、そう考えると「男おひとりさま」である私にとっては、さらに歓迎すべき有難い話ではある。

▶一体誰と飲んでいるのかとつらつら考えるに、大きく分けると、①学生時代の友人、②昔の会社時代の友人・知人、③近所の居酒屋の常連さん、となる。学生時代の友人の場合、メインとなるのは大学のサークル仲間で、次いで大学時代の同級生や知り合い、同じ寮の友達、高校・中学の同級生、幼なじみ等々で、回数は全体で月に1~2回程度。飲めば政治や経済の話など談論風発だ。

▶会社時代の友人は、メインは同期入社者となるが、変わったところでは会社の先輩諸氏、次いでかつての同僚や部下たち。そして最近関係が始まった会社の同僚など。回数的にはそれぞれ年に数回の会食なので、平均すると月に3~4回程度は会社関係者と飲んでいる勘定だ。話題は会社関係の話やかつての仕事に関する昔話、自分の日常生活の話など。なお、かつての同僚や部下達の場合、我が家でホームパーティーをすることもある。

▶しかし何といっても頻度が高いのが近所の居酒屋の常連さんとの交流で、こちらは毎週のように顔を出しているので、おしなべて月に6~7回というところか。この関係が始まったのはここ3年程だが、たまたまコロナの時期に重なっている。コロナの時期は学生時代や会社時代の人達との交流は、比較的自粛の度合が高かったが、居酒屋友達はいたって関係なしで、コロナの時代になんとか生き延びることができたのは、まったくもってこちらのお陰である。

▶しかも、この人達は仕事も年齢層もバラバラで、それが却って新鮮でもあるし、何より約束などしなくとも、そこに行けば誰かがいるという容易さが大きなメリットである。生まれも育ちも現在の境遇もバラバラなので、話をするにはそれなりの人情の機微を理解する姿勢が必要だが、話題の方もピンからキリまでで、たまに戦後の赤線の話や下ネタに話が落ちると、仕事をしながら我々の話に耳を傾けている女将さんに叱られる。

▶昨日は現在関係している会社の忘年会が六本木のアークヒルズであった。こちらは会社主催なので、場所も料理も酒もいたって豪勢なものであった。このような機会を設けるのは実に4年振りということだったが、ここにもコロナが影響していたことになる。午後8時前には無事に会も終わり、千葉方面に住む同僚の一人と同じ電車で帰った。自宅近くの駅に降りたのは午後9時前だったが、少し早かったので何となくいつもの居酒屋に顔を出したくなるのが悪いクセ。

▶私が暖簾をくぐった時は、最初の客の一部が帰ったばかりの時だったが、それでも奥の座敷は近所の会社の社員忘年会と思しき人達で満員だった。この店は評判がいいのか、周囲の店がガラガラの時でもいつも満員に近い。面白いのは、満員になると女将さんが次第に不機嫌そうな顔になってくること。混み過ぎるとサービスが行き届かなくなるのを心配してのことだが、実に贅沢な悩みだ。

▶いつもはジーンズやセーター姿の私がスーツ姿で店に入っていったので、女将さんも二人いる女性スタッフも驚いた顔をしていた。私だって月に一度くらいはスーツを着ます。そのままカウンターに座って今日あったことを色々しゃべってから、隣に座った新顔のお客さんと少し話をして、一時間ほどして家に帰った。今年も大分残り少なくなってきたが、まだ3回も飲み会の予定が入っている。