マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

2021-01-01から1年間の記事一覧

またまた、奈良を訪れる・・(1)三月堂不空羂索観音像と興福寺仏頭

▶妻を亡くしたその年(令和元年)の暮れ、勤めていた会社の用事で大阪に行ったついでに、一人京都・奈良を散策した。そして、翌年3月には友人と二人で東大寺二月堂の修二会(お水取り)を見た。これらについては、既にこのブログに書いた。ところで私は、昨…

新型コロナ感染症に思う

▶今日から年度が変わり令和3年度が始まったが、(当たり前過ぎて、思わず笑ってしまうが・・)私にとっては全く実感がありません。それでも、今日から新しい生活が始まるであろう友人・知己の顔を思い浮かべると、「お互い頑張ろうぜ!」と思わず言いたくな…

3月最後の日曜は・・・

▶花粉症は治ったと思っていたが、そうではなかったと以前書いた。今朝もベッドの中でくしゃみが出た。スギ花粉はピークが過ぎたが、これからはヒノキ花粉が増えてくるので用心が必要だが、外出時は間違いなくマスクをしているので、症状は軽いはずだ。例年こ…

国立歴史民俗博物館で花見をする

▶今朝(24日)は、春らしい暖かい天気になった。コロナ下ではあるが、この時期になると無性にバイクで遠出したくなる。ここ数年は春になると奥多摩方面に行くのが定番で、昨年は少し外れるが宮ケ瀬ダムの桜を見に行った。今日は一日空いているし(※仕事のな…

前橋は遠くなりにけり・・・

▶彼岸も終わりに近づいた昨日、前橋の菩提寺にある父母の墓参りに行ってきた。車で行ってきた。先週の水曜日の彼岸の入りの日に、小田原にある妻の実家の墓参りを済ませ、金曜日は我が家の近くにある市営霊園の妻の墓参(※こちらがメインです)に行ったから…

「シルクロード物語」を聴講する

▶昨年の6月から、月に一度、NHK文化センター主催の「シルクロード物語」という講座に通い始めた。この講座の初講は一昨年のことのようなので、私は途中から参加したことになる。内容は、東洋文庫の「法顕伝・宋雲行紀」(長沢和俊 訳注)を参考にしながら、…

「紅雲町」に暮らしていたころ

▶何年か前、中学時代からの親友が本を一冊貸してくれた。「萩を揺らす雨」という76歳になる「おばあちゃん素人探偵」が活躍する小説で、吉永南央という女性作家のものである。彼も私もその作家については全く知らなかったが、彼がその本を手にしたのは、小説…

久しぶりの外房ツーリング(その2)

▶勝浦の民宿に泊まる。昨夜は10時過ぎに床についたら、直ぐに寝入ってしまった。夜中に目覚めると、何故かくしゃみが止まらない。そのうち、鼻水も止まらなくなった。すっかり忘れていた花粉症の症状だ。そういえば、昨日の花粉の飛散量は多いと報道されて…

久しぶりの外房ツーリング(その1)

▶先週末に天気予報を見ていたら、来週(つまり今週)の後半は天気が回復して春らしい暖かい陽気になるという。それを聞いて、突然ブラりと何処かに出かけたくなった。誰に気兼ねすることもなくこんな贅沢ができるのは、引退した独り者の特権だろう。最初は車で…

夜中にトイレに起きる

▶年齢が上がってくると、夜中にトイレに起きる回数が増えてくることが知られている。私も例外ではなく毎晩一回は目が覚めてトイレに行く。目が覚めるのは仕方がないが、その後すぐ寝付けないのが年齢が嵩んだ証拠かもしれない。しばらくベッドの中で目を閉じ…

「風呂の日」に近くの温泉銭湯に行く

▶近くに温泉が出るスーパー銭湯があり、月に4~5回は通っている。ここは、我が家から車で5分程度で行けるのが便利で、温泉の泉質と湯量もなかなかのものだから、個人的には大変気に入っている。1500メートルの地下から汲み上げた紅茶色の源泉は、加温…

インプラント手術に行く

▶昨日、予約してあった日本橋の歯科クリニックで、インプラント手術を行った。午後2時半から約1時間の外科手術で、終わって受付で診療費の精算をしているとき、手術に立ち会った看護師の方から「お疲れ様でした」と声をかけられたが、さすがに少し疲れた。…

昨年3月、東大寺二月堂「お水取り」に行く

▶昨夜は比較的よく眠れたので、今朝気分よく目覚めると、もう7時半近い。月曜日にも関わらず、全く制約のない一人暮らしは、いたって気楽なものだ。寝床でぐずぐずしていると「おちょやん」が始まってしまうので、意を決してベッドを出た。新聞を取りに玄関…

2月の静かな日に

▶日曜日の夜の福島沖地震は、改めて東日本大震災の悲劇と怖さを思い出させた。大きな揺れに目をさますと、キャビネの上の置物が今にも落ちそうに揺れていたので、思わずそれを床に下ろした。ラジオをつけると、福島沖が震源とのこと。一瞬にして10年前のあの…

斑鳩の法隆寺から唐招提寺、薬師寺へ行く・・・奈良編(3)・・・

令和元年初冬の唐招提寺 ▶令和元年の師走に、一人で京都から奈良に遊んだ。奈良では前日の夕方に奈良公園を散策し、今日の午前中は斑鳩の法隆寺に行ったが、それについては既に書いた。 ▶中宮寺の弥勒菩薩をじっくり鑑賞したので、バスで法隆寺駅に戻ったの…

斑鳩の法隆寺から唐招提寺、薬師寺にゆく・・・奈良編(2)・・・

▶令和元年の師走に奈良に遊んだが、これはその二日目の記録。 ▶翌朝早く起きてホテルで食事をとり、8時前に飛び出して、JR奈良駅から法隆寺へ向かった。法隆寺駅に降りたのは午前8時過ぎとまだ早く、バスも動いてなかった。そこで地図を見ながら歩いて法隆寺…

麒麟は来たのか?

▶先週、NHK大河ドラマの「麒麟がくる」が最終回を迎えた。私も年が明けてからは、最後の結末をどのように描くのか興味があり、毎回欠かさず見た。最終回の視聴率は、18%を超えたそうだし、平均視聴率も前年の最悪だった「いだてん」を上回ったから、NHKの製…

春一番が吹いた日に

散歩の途中で ▶立春の翌日の4日、関東地方に春一番が吹いた。私が住んでいる千葉でも、午後になるとかなりの強風が吹いた。日本海上の低気圧に向かって太平洋側から風が吹き込んだことのようだ。今朝届いた新聞をあけると、昨日の春一番は観測史上最も早い春…

燃える大仏殿 京都から奈良へ・・・奈良編(1)・・・

▶令和元年の師走、一人で京都から奈良に行く。懐かしい京都嵯峨野の二尊院の紅葉が、終わっていたことは既に書いた。京都から奈良へは近鉄で行くのが便利だと聞いていたが、当日の宿がJR奈良駅前だったので、JR奈良線の「みやこ路快速」で向かうことにする。…

今日は節分だったかな?

▶新聞の折り込みチラシを見ると、やたらと恵方巻の宣伝が多い。そうか今日は節分だったのか。それにしてもいつから節分に恵方巻を食べるようになったのだろうか。私が子供の頃は、夕方になると隣近所の家から豆をまく声が聞こえてきて、小さかった私は、母親…

令和元年の師走に京都から奈良へ・・京都編・・

▶既に書いているが、令和元年は私にとって痛恨の年だった。9月に最愛の妻を亡くした私は、途切れることなく襲ってくる悲嘆の中で、突然にしてからっぽになってしまった自分のこれからの生活を、何をもって埋め、どう立て直していったらいいものかと、必死に…

千葉市美術館の田中一村展にぶらりと行って・・・

▶今朝は午前4時過ぎに目が覚めてしまった。エアコンもつけずにしばらくベッドの中でグズグズしている。もう少し眠りたい気持ちはあるが、眠れない。昨晩は9時にベッドに入って、読みかけの倉本一宏「蘇我氏」を読みながら10時前には寝入ってしまったから、…

究極のヒマつぶし・・私が仏教に目覚めたのは・・・

▶妻が元気だった頃から、私は趣味のバイクを使って近場を散策するのが好きだった。成田山新勝寺は我が家から比較的近く、行き場所に困ったときはここにするのが都合がいい。私が成田山を選ぶのは、大本堂の奥に広がる16万5千平米にもおよぶ成田山公園があ…

今年初めて東京に行ってきました・・

▶雨模様の昨日の午後、久しぶりに東京に行ってきた。現役で仕事をしていた頃は、毎日電車で通ったが、会社を辞めてからは意図して出かけない限りは東京に出るチャンスがない。コロナによる外出制限がこの傾向に拍車をかける。何もしないでいると自動的に引き…

突然の妻の死とそれから

▶手元に一枚の写真がある。満開の桜の木の下で、車椅子に乗った義母と妻が幸せそうな笑顔で写っている。90歳を超えた義母は、数年前から足腰が不自由になってしまい、何年か前に横浜にある老人介護施設に入所した。写真は3年前のある暖かい春の日に、妻が義…

50年ぶりに川端康成の「山の音」を読む

▶朝から今にも雪となりそうな気配で小雨が降っている。こういう日はどこにも出かけずに読書でもして過ごすしかないかと思ったが、意を決して駅前に散髪に行くことにした。9時過ぎに散髪屋に行くと一番乗りだったので、すぐやってもらえたのはありがたい。鏡…

マイトレーヤの部屋から

冬のある日