マイトレーヤの部屋から

徒然なるままに、気楽な「男おひとりさま」の日常を綴っています。

2023-01-01から1年間の記事一覧

令和5年のパリ一人旅(7)

▶と言う訳で、これは前回の続き。ノートルダム大聖堂の復旧工事の状況を取材?した後、少し戻ってコンシェルジュリーに行く。ここはセーヌ川沿いに13世紀に建てられた王宮であるが、フランス革命時代には裁判所兼収容所として使われ、2600名余りが収用されて…

令和5年のパリ一人旅(6)

▶気がつけばもう今日は金曜日。今回のパリ滞在も残り少なくなってきた。おかげさまで体調にも変化なく、快適に毎日が過ごせているのはありがたい。毎日ホテルに戻るとこうしてブログを書くが、実質2~3時間もかかってしまうので、窓から遠くに見えるモンマル…

令和5年のパリ一人旅(5)

▶ここのところテレビを全く見ていないので、世の中の動きから完全に切り離されている。ネットにはこうして繋がっているものの、どういう訳かYahoo関連のアプリが使えない。だから大谷翔平がホームランを打ったか、巨人が負けたか、藤井聡太が勝ったかをすぐ…

令和5年のパリ一人旅(4)

▶昨日のリベンジを兼ねて、今日はベルサイユへ宮殿行きを決行。駅前のカフェでオムレツとサラダの朝食をとって駅に行くと、5分もしないうちに下りのベルサイユ行き列車が到着。昨日の騒ぎは一体何だったのか。パリ市内から近郊に向かう列車は、ものの15分も…

令和5年のパリ一人旅(3)

▶時差の影響か、昨晩は夜中に一度目が覚めてしまった。その後また眠ったので起きたのは午前8時近かった。今日はパリ郊外のベルサイユ宮殿を観光する予定だが、疲れもあってかベッドからなかなか起きられない。一人だから予定などどうでもなるものの、せっか…

令和5年のパリ一人旅(2)

▶今日はルーブル美術館の話。日本にいる時から、今回はパリの美術館をじっくり見てやるぞと気合いを入れていました。パリでは美術館巡りに格好のパスが販売されていて、購入すると、ほとんどの美術館が見られ仕組みとなっている。それがパリミュージアムパス…

令和5年のパリ一人旅(1)

▶6月4日の日曜日からパリに来ている。今回の旅行の経緯については、1ヶ月ほど前にこのブログにも書いている通りだが、何せツアーではなく純粋に個人旅行で来ているので、戸惑うことが多い・・・と言うか、戸惑うことだらけだと言った方が正確だろう。それで…

将棋名人戦第4局の衝撃・・藤井聡太の挑戦・・

▶将棋が好きである。子どもの頃は遊びで指していたが、大人になってからは指す機会がめっきりなくなった。最近ではもっぱら将棋番組を見たり、簡単な詰将棋(5~7手詰め)を解いたりするくらいであるが、こういうのを昨今では「観る将」と言うらしい。熱心な…

湯野上温泉ツーリング

▶天気予報を見ていたら、今週の中頃は晴天が続きそうな気配だったので、久し振りにバイク・ツーリングでもしようかと思い立った。あれやこれやと行き先を悩んだ末、何度か行ったことのある福島県南会津の湯野上温泉に行くことに決定する。何といってもここは…

「土門拳の古寺巡礼」に行く

▶サッポロビールが恵比寿にあった旧工場跡地を再開発するのではないかとの話が出たのは、随分前のことだったような気がする。あれはバブルの頃だったか・・。それから30年以上経った5月10日、東京に出たついでに、再開発された「恵比寿ガーデンプレイス」に…

ローマ人の物語

▶今年に入ってから塩野七生「ローマ人の物語」を読み始めた。単行本で全15巻、文庫本にすると全43巻にもおよぶこの長大な歴史小説は、発行元の新潮社に言わせると「古代ローマ1300年の興亡を描き切った前人未踏の偉業」だそうで、そこまで言われると読まない…

来月パリに行ってきます

▶一人暮らしを始めてもうすぐ4年になる。楽しみの一つは旅行だが、これまでは新型コロナ感染症の影響で殆ど行きたいところに行けなかった・・と言いたいところだが、実際は1年目と2年目は奈良の斑鳩や明日香に3度行き、その後は念願の四国88ヶ所歩き遍路を…

ジャニーズ問題に沈黙するメディアの罪

▶今年の3月7日、日本社会にとっては極めて不名誉かつ不都合な一つの特集番組「J-POPの捕食者」が、イギリスの公共放送であるBBCによって放送された。「JーPOPの捕食者」は、ジャニーズ事務所の創業者のジャニー喜多川氏(2019年に死亡)が、スター志望の所…

再び東京医科歯科大学に行く

▶先週の一泊ゴルフから戻った後、食事中に現在治療中でセメントを仮詰めした左上奥歯が痛みだした。この歯は、歯根が炎症を起こしているので、東京医科歯科大学で本格的に治療を開始する予定となっているいわくつきの歯である。3月1日に医科歯科大学で初診を…

千ベロ仲間と居酒屋の常連さん達

▶新型コロナ感染症が、5月に感染症法上の分類が2類から5類に変更されるとの報道を受けて、3月になると友人達との飲み会やゴルフの予定が増え始めた。もともと3月中旬には四国巡礼の仕上げをするつもりだったので、3月の私の日程はかなり埋まってしまった。…

男おひとりさまの読書

▶私のようなリタイアした一人暮らしの者にとっては、一人でいる時間をどのように過ごすのかというのは、大きな課題である。私の場合、たまたまリタイア生活と妻が亡くなったことによる突然の一人暮らしがほぼ同時期に始まったので、最初の頃はこの問題に悩ま…

雨の新宿御苑で桜を見る会

▶日本人はなぜ桜が好きなのだろう。西行法師は、「願わくは花の下にて春死なん その如月の望月のころ」と詠んで実際にその通りの時期に亡くなったと伝わるが、そのくらい桜が好きだったようだ。この歌が人々の記憶に残るのは、誰もが西行が示した心境に不思…

風邪を引いてしまった

▶四国巡礼の旅を終えて気が抜けたのか、翌週に風邪を引いてしまった。今年は令和5年になるが、気が付けば令和に入ってから風邪を引いたのは初めてである。それまでは現役で仕事をしていたが、だいたい年に一度は風邪を引いて寝込んでいたから、4年もの間、風…

四国遍路日記(7ー5)

▶一昨年10月に始めた四国遍路も、とうとう今日が最後となった。結願寺である第88番札所大窪寺を無事に打ち終わって思ったのは、これでようやく約束を果たすことができたという思いである。それ以外に何やら大きな感情に動かされるのではないかと期待する部分…

四国遍路日記(7ー4)

▶四国遍路も残り少なくなってきた。今日は84番屋島寺、85番八栗寺、86番志度寺を回る予定だ。朝7時に屋島の麓にある宿を出て、すぐに屋島寺に通じる遍路道に入った。歩き出して10分も経たないうちに急登になった。屋島はその名の通り、かつては海に浮かぶ屋…

四国遍路日記(7ー3)

▶遍路をしていると、次の札所と宿の都合で1日の行程にある程度のバラツキが出ることがある。今日は、まさにそういう特別な1日となった。明後日の最終日は87番長尾寺、88番大窪寺と決めてあるので、今日と明日で84番屋島寺、85番八栗寺、86番志度寺を回るの…

四国遍路日記(7ー2)

▶昨晩は80番国分寺近くの「えびすや旅館」に宿泊。こちらは昨年10月に次いで2度目なので、宿のおかみさんが私の顔を覚えていてくれた。同宿したのは色白の草食系大学生が一人だけで、彼は1番霊山寺を2月の初旬に出発して真冬の四国を通しで回っているとか。見…

四国遍路日記(7ー1)

▶春になったら昨年10月以来中断していた四国遍路を再開するつもりで高松の天気動向を見ていたら、来週は絶好の陽気が続くとの予報を得た。昨日のことである。実は前後のスケジュールから13日以降の日程がベストなのだが、再来週に好天が続く保証はない。あれ…

東京医科歯科大学に行く

▶年齢が嵩むと身体のあちこちにガタがくるのは仕方のないことで、いくら強がりを言っても、寄る年波には勝てない。この原則は歯においても当てはまる。とは言え、口の健康は身体全体の健康に大きな影響があると言われるので、私も以前から日本橋の歯科クリニ…

俳優・山本學が見る「幻視」の世界

▶先日夜中に目が覚めて眠れなくなったので、いつものようにNHKのラジオ深夜便を聞いていたら、午前4時から俳優の山本學が登場して、最近の彼の日常について色々語ってくれた。実に興味深かった。誠実な人柄で知的な印象が強い山本學という俳優は、かつて昭…

スラムダンクとタイタニック

▶2月に入ってから映画づいている。都内に住む息子から是非スラムダンクを観ろと勧められたことがきっかけである。スラムダンクは1990年代の前半にコミック誌に連載が始まった鬼才・井上雄彦のバスケットボール漫画で、舞台となっているのは湘南にある「湘北…

ブラタモリと前橋

▶11日の土曜日、NHK総合の名物番組ブラタモリで、私の故郷の前橋が紹介された。お題は、「なぜ前橋は関東の華と言われたのか」というもので、前橋出身の私としては当然見逃しは許されない。で、新聞の番組欄でブラタモリを見つけたとき、早速録画予約を入…

節分に映画「第三の男」を観る

▶節分の昨日は、一日中陽射しが届かず、寒い一日だった。それでも午前中は、家事を済ませてから買い物に出かけ、帰りがけに桜木霊園にある妻の墓参りに行ってきた。千葉市の中心からほど近い所にあるこの広大な霊園は、歴史が古い。園内の道路沿いにはカイズ…

人間の意識は幻想か・・・受動意識仮説・・・

▶幼い頃から、昆虫には意識はないのに(※本当かどうかは別にして)、なぜ人間には意識というものがあるのだろうかと不思議に思っていた。少し長ずると今度は、私が自分であるということは自明の理として分かるのだが・・・だって、今こうして考えている私は…

今日は本当に寒い・・・

▶1月20日は、二十四節気でいう大寒。暦の上では、ここから2月4日の立春までが一年で最も寒さが厳しい時期となる。ただ大寒と言っても、20日を過ぎてもそれほどの寒さは感じなかったが、今朝起きてベッドを出るとさすがに寒い。階下の居間の温度計を見ると、…